カンキツ類 今津ポンカン
登録日:2025年2月23日
ポンカンがおいしい時期になりました。これは「今津ポンカン」といい、昭和中期頃から栽培されている品種です。1月下旬頃から3月頃が出荷時期で、今まさにシーズンを迎えています。
今津ポンカンという名前は、愛媛県宇和島市の今津氏が栽培していたことが品種名の由来なのだそう。1951年(昭和26)頃に高知県の市原氏から譲り受けたポンカンの穂木を接ぎ木して栽培したところ、質のよい果実ができ、その後の県の調査で優良であると認められたとのことです。
特徴としては果実が球形で果皮は濃い橙色。個体によってはヘタの周辺が少し盛り上がることもあります。味はまろやかな甘味があって酸味は弱く香りも良好です。ちなみにポンカンは皮がやや厚めですが手で簡単にむくことができ、みかんのように袋ごと食べられます。
今回入手したものは腰高の球形で、サイズは160~180gくらい。特徴通りヘタの周辺が少し盛り上がっているものもありました。また種は1玉につき3個~10個以上と幅があり、果肉はプリプリとしていて比較的ジューシーです。
そして糖度は高いものだと17~18度あり、甘味が強くて酸味はやさしく、風味もよし。皮離れがよくて食べるときに手が濡れることもなく、じょうのう膜(袋)も薄くてとてもおいしかったです。
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