カンキツ類 フリモント(フリーモント、フレモント)
登録日:2023年7月30日
「フリモント」という初めて目にする柑橘を購入しました。オーストラリア産の品種で、袋には「手で皮がむけるオレンジ」と書かれています。おや、このセリフは見覚えがあります。
そう、「マーコット」や「タンゴ」「アフォーラ(ダブルマーコット)」など、オーストラリアやトルコから輸入しているマンダリンの袋によく書かれているセリフですね。ということはフリモントもマーコットのようなものなのでしょうか。
調べてみたところ、フリモントはアメリカで育成されて1964年にリリースされたマンダリンで、交配親は「クレメンタイン」×「 ポンカン」。英語では「Fremont mandarin」となり、「フリーモント」や「フレモント」とも表記されるようです。フリーモントといえば、以前「デイジーマンダリン」 についてブログに書いたときに、親が「フリーモントマンダリン」だと自分で記していました……。
さてフリモントの特徴は、果実が扁円形の中サイズで、果皮は赤みがかったオレンジ色。表面が滑らかで皮は比較的むきやすく、果汁が豊富で風味豊かな味わいとなっています。また、種が数個ほど入るとのことです。
このフリモントは重さが70g前後とみかんのSサイズくらいの大きさ。赤みのある濃いオレンジ色で、果肉も濃いオレンジ色でした。皮は実とくっついていますが手でむくことが可能。また種が4~5個入っていましたが、果肉はやわらかく袋(じょうのう膜)ごとみかんのように食べられます。
実際に食べてみたところ、糖度が17度くらいあり、強い甘味と適度な酸味が感じられ、濃厚な味で香りも良好です。親のクレメンタインに似ているような、少しマーコットのような雰囲気も感じるような……。濃い風味のマンダリンが好きな人はきっと気に入ると思いました。
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