カンキツ類 肥の豊(ひのゆたか)

登録日:2021年2月28日

肥の豊(ひのゆたか)

肥の豊(ひのゆたか)

これは「デコポン」のように見えますが、「肥の豊(ひのゆたか)」という柑橘です。熊本県で育成され2003年(平成15年)に登録された品種で、両親は「不知火」と「マーコット」。つまりデコポンの子品種になります。

肥の豊(ひのゆたか)

ちなみに、デコポンの正式な品種名は「不知火(しらぬい)」です。デコポンという名前は糖度や酸度など一定条件をクリアしたものが使用できる商品名となっています。※詳しくはこちら

肥の豊(ひのゆたか)

さて、熊本県にはそのデコポンという人気柑橘があるのに、どうして肥の豊を育成したのでしょうか。それはデコポンは味がよいものの、樹勢が弱かったり、酸味が強くなりやすかったり、酸味が抜けるのが遅かったりという課題があるためです。肥の豊は樹勢が強くて減酸も早いことから、デコポンの弱点をカバーしつつ、1月中旬の早い時期から出荷できる品種として期待されています。

肥の豊(ひのゆたか)

とはいえ栽培が行われているのは熊本県のみで、生産量はまだ少なく価格は高め。今回入手したものは一般的なデコポンの4~5倍の値段でした。でも、かなりの大玉で1つは約400g、もう1つは約450gもあり、頭の凸部分も立派にデコってます。この大きさを考慮すると、値段は同サイズのデコポンの2~3倍くらいかもしれません。

肥の豊(ひのゆたか)

皮はデコポン同様に手で容易にむけて、どっしりと重みを感じるほど中身が詰まっています。糖度は2個とも16度以上と甘味が強く、果肉はプリプリとした食感。酸味は個体差があり、1個はくっきりとした甘酸っぱさで、もう1個は酸味がやさしくまろやかな風味でした。デコポンも酸味の程度に差を感じることがありますが、肥の豊も少し差が生じるみたいですね。でも食べ応えがあって、とてもおいしかったです。

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