カンキツ類 紅まどんな(愛媛果試28号)
登録日:2020年1月19日
久しぶりに「紅まどんな(愛媛果試28号)」を食べました。紅まどんなは愛媛県のみで栽培されている柑橘で、品種登録されたのは2005年(平成17年)。大きめのみかんくらいのサイズで、果皮の色は濃いオレンジ色をしています。また果肉がとてもやわらかく、甘味が強くジューシーで、香りがよいのが特徴です。
ちなみに、紅まどんなの両親は「南香(なんこう)」と「天草」。南香はマイナーな品種ですが両親が「三保早生」×「クレメンタイン」で、濃厚な甘味が特徴です。そして天草はオレンジの香りがするおいしい柑橘で、2月頃によく見かけます。
紅まどんなのシーズンは11月下旬頃から1月下旬頃。年末年始のちょっとぜいたくなフルーツとしても活躍しています。「せとか」や「甘平」などとともにやや高級路線で売られていることが多いですが、せとかと甘平は1月下旬から増えてくるので、ちょうど入れ違いになっているのがポイントですね。
今回購入した紅まどんなは7玉。相場よりもお手頃価格で入手できたので、存分に味わうことができました。形は扁平形や腰高気味のものがありましたが、どれも手に持つとずっしりと重くて果皮がやわらかく、果汁をたくさん含んでいることがわかります。
手で皮をむいて1房口に含むと、果肉がとろっとしていてゼリーのような口当たりです。じょうのう膜(薄皮)は極薄で、強い甘みとやさしい酸味のバランスもよく、オレンジのような香りがふわりと漂いとにかく美味。2個ほど皮のむきにくいものがありましたが、味は形に関係なくどれもすばらしかったです。
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