カンキツ類 ひめのつき
登録日:2022年3月6日
旬の時期が2月~3月頃の「ひめのつき」を食べました。これは愛媛県のオリジナル品種で、親の組み合わせは「アンコール」と「日向夏」。全国農業協同組合連合会の愛媛県の試験圃場で育成され、2006年(平成18年)に品種登録されています。
サイズは130~190g程度で日向夏と同じくらいの大きさ。果皮の色はやや黄色がかったオレンジ色で、アンコールよりも日向夏の影響を受けている印象です。ただ、日向夏のような厚いワタ(アルベド)はありません。
味は甘味が強くてやさしい酸味があり、さわやかな香気があるのが特徴。アンコールは甘味が強く、日向夏はさわやかな甘酸っぱさと香りのよさが特徴なので、両親のよい部分がいい具合にミックスされているようですね。
今回購入したひめのつきは、糖度が14度~15度台と甘く、酸味はおだやか。じょうのう膜が薄めで口当たりも気にならず、みずみずしさも十分にあります。最近では「せとか」や「甘平」といった甘味重視の柑橘が人気ですが、ひめのつきは甘酸のバランスがよく香りも良好で、個人的にはこの味もかなり好みです。
皮はやや厚めですが、手でむくことができます。ただタネが多いので、みかんのようにパクパクとはいきません。タネが気になる場合は、袋とじの部分を歯でかみ切って(もしくはナイフでカットして)、あらかじめタネを取り出しておくと食べやすくなります。
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