カンキツ類 ミネオラ
登録日:2022年4月10日
久しぶりに「ミネオラ」を食べました。ミネオラはこの時期になるとよく目にする柑橘(タンジェロ)で、果皮が濃いオレンジ色をしていて「デコポン(不知火)」のように頭が出っ張っているのが特徴です。国内産のものは見かけませんが、アメリカのカリフォルニア産が2月下旬頃から5月頃まで出回っています。
ミネオラの歴史は意外にも古く、1931年にアメリカのフロリダで発表されました。両親の掛け合わせは「ダンカングレープフルーツ」×「ダンシータンジェリン」。母親がグレープフルーツですが、グレープフルーツのような強い酸味やほろ苦さは全くなく、むしろ濃厚な甘味と適度な酸味があってオレンジのような味わいです。
ちなみにミネオラは「セミノール」と両親が同じで姉妹品種になります。この2つは外観が似ていませんが、どちらも甘酸のバランスがとれていて風味がよく、果汁が豊富。セミノールも4月頃が旬です。
今回購入したのは重さが200g前後で、ヘタ周辺の凸加減が大きいものから控えめなものまで4玉入り。皮は基本的に手でむけますが、このミネオラは少し皮がかためでむきにくかったです。でも個人的にはみかんのように食べるのが好きなので、親指をゆっくりと入れていき、皮の汁を手のひらに浴びながらむくこと30秒。
ひと房口に入れると、くっきりとした甘酸っぱさとみずみずしさが感じられ、じょうのう膜(薄皮)も薄くて食味良好です。糖度は15度以上あり、オレンジのような香りも漂います。ミネオラはこれまでに何度も食べていますが、今回もおいしくて満足でした。
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