カンキツ類 せとか
登録日:2021年2月14日
強い甘味ととろけるような口当たりが特徴の「せとか」。その優れた食味から「みかんの大トロ」と表現されることもあり、人気の高い柑橘です。
せとかが品種登録されたのは2001年で、育成地は長崎県。両親は「清見×アンコール」と「マーコット」で、どれも味の濃い柑橘となっています。ちなみに清見の親は「宮川早生(温州みかん)」と「トロビタオレンジ」で、アンコールの親は「キングマンダリン」と「地中海マンダリン」。そしてマーコットの親はミカン類と「スイートオレンジ」と考えられています。
せとかが評判になり始めた十数年前は高級品のイメージが強かったですが、今では手軽に食べられるようになってきました。とはいえ、デパ地下やフルーツ専門店ではやはり高価なので、基本的にスーパーや直売所で購入しています。
今回のせとかは3玉で、1個150円ほど。重さは150~170g程度で、果皮がやわらかくてきれいな外観です。皮と実が少しくっつきがちでしたが、手でむけて、みかんのように食べることができます。
ひと房口に入れると、瞬間的に「はい! これ!」というおいしさが飛び込んできました。じょうのう膜(袋)が薄くて果肉がやわらかく、甘味と酸味が調和していて、みかんとオレンジを足して濃縮したような風味。せとかにしては酸味がやや強めでしたが、果汁も豊富に含まれていて文句なしの味でした。
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