ポンカン カンキツ類
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基礎データ DATA
ポンカンの特徴
ポンカンはインド北部が原産地で、日本へは明治時代に導入されました。1896年(明治29年)に台湾総督府より鹿児島県に苗木がもたらされたのが最初といわれています。
甘みが強くて酸味は控えめ。果肉はやわらかくて果汁も多く、香りのよい柑橘です。果皮は手で簡単にむくことができ、じょうのう膜(薄皮)が薄いので袋ごと食べられます。
店頭では「ポンカン」とだけ表記されていることがほとんどですが、形状によって「高しょう系」と「低しょう系」に分けられます。高しょう形はサイズが大きく腰高で球形。サイズは150~180gくらいです。低しょう系は扁平でやや小さめで果重は100~150gほどです。
種類としては、高しょう系に「吉田ポンカン」「今津ポンカン」「徳村ポンカン」などがあり、低しょう系に「森田ポンカン」や「太田ポンカン」があります。
ポンカンの選び方(見分け方)
果皮にみずみずしさがあり、果汁が多く含んだ重いものを選びましょう。
ポンカンは皮と果肉の間に隙間ができる「浮き皮」という状態になりやすいですが、フカフカしすぎているものは水分が少なく食味が悪いことがあるので、避けたほうがよいでしょう。
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ポンカンの保存方法
ポンカンは皮が薄めなので、それほど日持ちがよいほうではありません。涼しい冷暗所で保存して、1週間程度を目安に食べきりましょう。冷蔵保存する場合は、乾燥しないようポリ袋などに入れてから野菜室へ。
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ポンカンの食べ方
皮はみかんのように簡単に手でむくことができ、袋(じょうのう膜)ごと食べられます。
甘くて香りがよいのでケーキのトッピングにしたり、ジャム(マーマレード)やゼリーなどに使用してもよいでしょう。種が少し入っているので、その場合は取り除く必要があります。
ポンカンの旬(出回り時期)
ポンカンは12月頃から出回りはじめ、3月頃まで出荷が続きます。出荷のピークは2月頃です。
参考:東京都中央卸売市場
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各地の年間収穫量 ポンカン
出典:農林水産省統計
2021年のポンカンの収穫量のうち最も多いのは愛媛県で、約7,682トンの収穫量があります。2位は約2,555トンの収穫量がある鹿児島県、3位は約2,354トンの収穫量がある高知県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年のポンカンの栽培面積は約1,453ヘクタール。収穫量は約1万9,091トンで、出荷量は約1万7,148トンです。