リンゴ 結(ゆい)
登録日:2019年12月21日
青森県産の「結(ゆい)」という黄色いりんごが売られていたので購入してみました。結という名前は初耳だったので調べてみると、今年2019年11月に品種登録されたばかりのニューフェイス。特徴としては果皮が黄色くてサイズはやや大きめ。酸味が弱くて甘味があり、香りがよいとのことです。
結を育成したのは、青森県弘前市の相馬さんという方。「ふじ」「つがる」「千秋」「東光」の混合種子をまき、そこから選抜育成したそうです。ふじ、つがる、千秋はよく知られていますが、東光は昭和時代の古いりんごで、果皮が黄緑色~黄色をしていて千秋の親にあたります。
今回購入した結は2玉で、サイズは350g前後。果皮はきれいな黄色をしていて「シナノゴールド」や「きおう」のように果点(薄茶色の点々)がやや目立ち、1玉はうっすらと赤みを帯びていました。
食べてみると、酸味が穏やかで甘味が強く、ストレートに甘さを感じます。糖度を測ると高い部分が20度前後とリンゴにしてはかなりの高さ。果肉はシャキシャキとした食感でほどよいかたさがあります。
そして何よりも印象的だったのが香りです。よくある黄色いりんごの香りとは異なり、少し花のようないわゆるフローラル系の芳香を感じます。気のせいかもと何度も確認しましたが、やはりふわりと華やかな香りが鼻を抜けていきます。ちょっと新感覚なおいしさで味わい深かったです。
ちなみに相馬氏は結と同時に「幸(さち)」という赤いりんごも品種登録しています。結の育成過程でともに選抜されたもので、貯蔵性がよくサクッとした歯ごたえのりんごだそう。こちらも機会があればぜひ食べてみたいです。
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