リンゴ 星のスパイス
登録日:2023年2月5日
「星のスパイス」というなかなか刺激的な名前のりんごを見かけたので購入してみました。長野県産のもので果皮が黄色くて、果肉が赤色。……何となく以前食べた「なかののきらめき」に似ているような気がします。
と思って調べてみたら、なかののきらめきと同じ両親を持つ姉妹品種でした。どちらも育成したのは中野市の吉家一雄氏で、親品種は「いろどり」と「王林」。なかののきらめきは2018年に品種登録されていて、星のスパイスは2021年に品種登録の出願がなされています。
ちなみに吉家氏は果肉の赤いりんごをたくさん手掛けているのですが、親のいろどりもその1つ。ほかにも「炎舞(えんぶ)」や「ムーンルージュ」などがあり、星のスパイスはこれら赤肉シリーズのニューフェイスのようです。星のスパイスは赤肉りんごの中でも酸味が強く、加工用に適しているとのこと。果肉が濃い赤色なので色味を活かしたジャムやタルト、アップルパイなどにするとよさそうですね。
今回入手したものは黄色い果皮にうっすらと赤みが差していて、少し果点が目立ちます。外観だけ見ると少しくすんだ感じの色味ですが、果肉は深みのある赤でとても美しく、食感もシャキシャキで多汁です。
そして酸味は確かにくっきりとしていて、紅玉よりもやや強い印象。でも甘味もあるので酸味好きの人ならそのまま食べられる程度の甘酸っぱさです。生食だけではもったいないので今回はジャムにもしてみたところ、レモンを入れなくても甘味と酸味のバランスが絶妙でとても美味。ベリーのようなさわやかな香りもほんのりと感じられ、色も鮮やかで高級ジャムを食べている気分になりました。
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