リンゴ 新世界
登録日:2022年12月11日
「新世界」という名前のりんごを食べました。群馬県農業技術センターで育成された品種で、親の掛け合わせは「ふじ」と「あかぎ」。1988年(昭和63)年に品種登録されています。
30年以上も前からあるりんごですが、生産量が少ないためかなかなか見かけません。今回はとある朝市で購入することができ、じつに10年ぶり3度目の新世界となりました。
果実は長円形で、大きさは300~400gほど。着色がよくて果皮は濃い赤に染まり、表面には縦縞が入ります。出荷時期は10月下旬から12月頃で、酸味が弱くて甘味があり、肉質はかためで果汁豊富です。また香りがよく、蜜入りのものも見られます。
この新世界は260g前後で、1個は濃紅色をしていて、もう1玉は鮮やかな赤色をしていました。味はというと、どちらも甘味が強くてシャキシャキとした食感で、みずみずしさもあって、ひと口目から文句なしのおいしさ。果汁とともに豊かな風味が広がってとても美味です。
じつは過去2回の新世界は果肉がやわらか過ぎて、甘さもいま一歩といった感じで本来の味を感じられませんでした。でも今回は期待を上回るおいしさで、やっと納得の味を堪能することができて大満足です。ちなみに糖度は果皮の色の濃いほうが18~20度、薄いほうは16度台で、色の濃いほうが高く味も濃いめでした。
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