リンゴ コックスオレンジピピン
登録日:2020年11月1日
これは「コックスオレンジピピン」というりんごです。日本ではほとんど知られていませんが、イギリスでかなり古くから栽培されている品種で、育成されたのは1830年から1840年頃。酸味の強さが特徴で、加工用の「クッキングアップル」としてアップルパイやジャムなどによく使われているそうです。
以前、「ニュータウンピピン」という品種を食べましたが、ニュータウンピピンも200年以上の歴史がある長寿品種です。今回、このコックスオレンジピピンを入手できたことでピピンシリーズの2つ目となりました。
コックスオレンジピピンのサイズは中程度で、果皮はオレンジがかった赤がまだらのように着色します。表面にサビが出やすい性質があり、見た目はそれほどきれいではありませんが、甘味と酸味が調和していて味には定評があるとのこと。
今回購入した2玉は、黄緑色の果皮に4~6割ほど赤色が入っていて、重さは約160gと約200gでした。加工向けとされますが生のまま食べてみたところ、果肉はサクッとした歯ごたえで、味は濃厚。ほどよく果汁も含まれていて、強い甘味とともにキリっとした酸味が感じられておいしいです。とはいえ紅玉くらいの甘酸っぱさなので、酸味が苦手な人はジャムやアップルパイ、ジュースなどにするのがおすすめです。
ちなみに、コックスオレンジピピンという長くて覚えにくい名前ですが、コックスは育成したリチャード・コックス氏の名前、オレンジはオレンジレッドの果皮の色、そしてピピンは親品種とされる「リブストンピピン」からきていると思います。たぶん……。
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