リンゴ ぐんま名月
登録日:2020年12月27日
黄色いりんご(青りんご)といえば「王林」や「シナノゴールド」「トキ」などが定番ですが、「ぐんま名月」も有名な品種の1つです。群馬県で育成され、1991年(平成3年)に品種登録されたりんごで、親の掛け合わせは「あかぎ」×「ふじ」。群馬県以外の地域で生産されたものは、「名月(めいげつ)」という名前で販売されていたりもします。
果皮は黄緑色~黄色で、一部分が赤く染まっていることも多く、蜜が入りやすくて甘味が強いのが特徴。酸味が弱いので甘さをしっかり感じられ、香りがよくて果汁も豊富です。
このぐんま名月は青森県産のもので4玉入り。きれいな黄緑色でほんのり赤みが差しています。ひそかに蜜入りを期待していたのですが、今回はほとんど入っていませんでした。
でも実際に食べてみると、強い甘味が舌の上に広がり、さわやかな香りが鼻を抜けていきます。糖度は17度前後と高く、やさしい酸味もあって味のバランスも良好。サクッとした食感で果汁も多く、蜜がなくても十分なおいしさでした。
ちなみに親品種の「あかぎ」も、その名の通り群馬県で誕生したりんごです。「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」が両親で、1975年に命名されました。以前あかぎを食べたときの感想はこちら。