リンゴ 江刺ロマン
登録日:2025年10月13日
これは少し前に食べた「江刺ロマン(えさしロマン)」というりんごです。岩手県の高野卓郎氏が手掛けた「ロマン」シリーズの1つで、2019年に「高野7号」の品種名で登録されています。9月に収穫される早生種で、この時期のりんごとしては日持ちがよいとのこと。
江刺ロマンは「シナノゴールド」と「紅ロマン」の交配で育成されたそうで、果肉はややかためで糖度が高く、酸味はおだやか。果実は中くらいの大きさで、果皮は縞模様のある赤色をしています。ただ、栽培環境によってはオレンジがかった色になることもあるようです。
ちなみに高野氏が育成したりんごは「紅ロマン(高野1号」や「藤原ロマン(高野2号)」、「奥州ロマン(高野5号)」、「伊達ロマン(高野8号)」などたくさんあり、それぞれのロマンのついた名前は商標登録されています。
今回購入した江刺ロマンは重さが約280gと約300gで、黄色の地色に明るい赤が重なっていて水彩画のような色合いです。また1個はお尻が黄緑色で、もう1個は黄色くなっていました。黄色いほうが熟していると思われるので、まずはこちらを食べてみることに。
ひと口かじると、すばらしい香りが広がりました。華やかな甘い香気がグッときて、なかなか感じたことのない風味。それがりんごの甘味とミックスされてじつに芳醇な味わいになっています。果肉はシャキッとした食感で果汁も豊富。糖度は18度前後あり、酸味はやさしくてとても甘かったです。2つ目は風味が少し弱めでしたが、糖度は17度前後と十分な甘さ。こちらもおいしかったのですが、1つ目のほうが強く印象に残りました。
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