リンゴ ほおずり
登録日:2026年3月29日
これは「ほおずり」というりんごです。1996年(平成8年)に登録された品種で、福島県果樹試験場において「ふじ」の自然交雑実生から選抜・育成されました。登録当初は果粉親が不明でしたが、のちのDNA分析により「紅玉」であることが判明しています。
特徴としては、果実が扁円形で300gくらいと大きく、果皮は光沢のある濃い赤色。果肉のかたさは中程度で蜜が入りやすく、ほどよい甘味があり酸味は強めです。また果皮をむいたあとに褐変しやすいという特性もあります。
収穫時期は10月下旬~11月上旬頃で、貯蔵性が高いことから3月頃まで出荷できるとのこと。酸味がしっかりしているので生食で甘酸っぱさを楽しむのはもちんろん、アップルパイやタルトなどに使われることも多いようです。
このほおずりは約380gと大玉で、全体が赤く染まっていて、薄い縦じまと果点も見られます。また軸のくぼみの部分(こうあ)が深いこともこの品種の特徴の1つで、その点もしっかりと表れていました。そしてカットすると果肉は淡い黄色をしていて、確かに褐変は早かったです。
今回初めて食べたのですが、味は期待以上のおいしさでした。貯蔵品だからなのかわかりませんが酸味はそれほど強くなく、甘味とのバランスが絶妙で華やかな香りも感じられてじつに美味。果肉はサクサクと歯切れがよくて、果汁が豊富で口の中が豊かな風味で満たされます。流通量が少ないためなかなか入手しづらいですが、収穫時期のほおずりもぜひ味わってみたいと思いました。











