南陽 サクランボ(桜桃)

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基礎データ DATA

南陽の特徴

南陽

「南陽(なんよう)」は「ナポレオン」の自然交雑実生から育成された品種です。山形県の農業試験場において選抜・育成され、1978年(昭和53年)に名称登録されました。

果実はハート形で、重さは8~10g程度と親のナポレオンよりも少し大きめ。果皮は地色が黄色で日光が当たると紅色に着色します。果肉は緻密でしっかりとしていてジューシー。酸味は少なく甘味が多くて食味は良好です。

南陽が育成されたのは山形県ですが、北海道のほうが色付きがよいことから、主産地は北海道の余市町となっています。収穫期は7月中旬から下旬頃。なお山形県でも生産されていて、こちらは収穫期が6月下旬頃です。

南陽の選び方(見分け方)

南陽

色付きがよく、果皮にツヤがあってみずみずしさを感じるものを選びましょう。また、実が大きめで、軸が緑色のものがおすすめ。軸が茶色く枯れているものや、果皮に変色が見られるものは避けます。

南陽の保存方法

南陽

乾燥や温度変化により鮮度の低下が早まるので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れると、より乾燥を防止できます。ただし長期保存には向かないので、新鮮なうちに食べましょう。

南陽の食べ方

冷やしすぎると甘味の感じ方が薄れるので、食べる直前に冷水にさらすか、1~2時間前に冷蔵庫で冷やすとよいでしょう。

量が多いときはジャムやコンポート、シロップ漬けなどに加工すると保存が効きます。ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにしたり、お菓子作りになどに使えて便利です。

南陽の旬(出回り時期)

南陽が出回るのは6月下旬頃から7月下旬頃です。

南陽の主な産地

出典:農林水産省統計

南陽の作付面積のトップは北海道です。作付面積は約55.1ヘクタールで、80%以上の割合を占めています。2位は約8.1ヘクタールの山形県。南陽の作付面積に関しては、この2つの地域だけが公表されています。

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