いばらキッス イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「とちおとめ」×「レッドパール×章姫」
- 品種登録年:2012年(平成24年)
いばらキッスの特徴
「いばらキッス」は茨城県で誕生し、2012年(平成24年)に品種登録されたいちごです。「とちおとめ」と「ひたち1号(レッドパール×章姫)」を交配、選抜して育成されました。
果皮は光沢のある赤色で、果肉は淡赤色。サイズが大きく少し縦長の円錐形で、果皮はややかためです。糖度が高くてほどよい酸味があり、濃厚な甘酸っぱさを楽しめます。また果汁も多く、みずみずしい食感です。
公募によって命名
いばらキッスという品種名は、公募によって命名されました。茨城県のオリジナル品種ということがわかり、かわいらしさが表現されているという点からこの名前が選ばれたとのことです。
優れた外観と食味を目指して開発
茨城県ではかつてオリジナル品種として、「アンテール」(1994年)、「べにあたご」(1999年)、「ひたち姫」(2005年)を育成し、品種登録をしています。しかし、いずれも食味がよいものの、それぞれに弱点を抱え広く普及しませんでした。いばらキッスはこの点を踏まえて、早生性と収量性、そして優れた外観と食味を目指して開発されました。
いばらキッスの選び方(見分け方)
先端から葉の付け根まで赤くなっていて、きれいな円錐形をしたものがおすすめです。果皮に張りとツヤがあるか、葉がしなびていないかもチェックしましょう。
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いばらキッスの保存方法
乾燥すると食味が落ちるので、ポリ袋などに入れてから冷蔵庫の野菜室で保存します。暖房の効いた部屋に置いておくと鮮度の劣化が早まるので要注意です。
保存の目安は2~3日ほどですが、なるべく早く食べるようにしましょう。
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いばらキッスの食べ方
食べる直前に水洗いをし、水気をふき取って食べましょう。いちごは先端のほうが甘味が強いので、大粒のものは葉がついていたほうから食べると最後までしっかりと甘味を感じられます。
いばらキッスはきれいな赤色で形もよいので、ケーキやタルトにのせたり、パフェに使ってもよいでしょう。
いばらキッスの旬(出回り時期)
いばらキッスの収穫時期は12月から4月頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。