白鳳 モモ(桃)
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白鳳の特徴
「白鳳(はくほう)」は日本の桃の代表的な品種の1つです。1925年(大正14年)に神奈川県の農事試験場で「白桃」と「橘早生」を交雑して育成され、1933年(昭和8年)に白鳳と命名され発表されました。
果実はやや大きく重さは250~300gほど。果皮は地色が白く、日光に当たる部分が紅色に染まります。果肉はやわらかく、ほどよい甘味があり酸味は控えめ。果汁を豊富に含んでいて、とろけるような口当たりが特徴です。日持ちは比較的よいほうで、7月中旬から8月上旬頃に旬を迎えます。
ちなみに、白鳳と名が付く「日川白鳳」や「長沢白鳳」「八幡白鳳」は、白鳳の枝変わりとして発見された品種です。
白鳳の選び方(見分け方)
全体に産毛が生えていて、手に取ったときずっしりと重みを感じるものがよいでしょう。また縦に伸びる縫合線の割れ目が深くなく、線に対して果実の形が左右対称になっていて、紅色の濃いものがおすすめです。
なお、桃はとてもデリケートで傷つきやすい果物なので、店頭では直接さわったり指で押したりせず、優しく扱いましょう。
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白鳳の保存方法
かたいものは室温で2~3日置いておくとやわらかくなってきます。保存する際は、キッチンペーパーや新聞紙などで包み、冷風や直射日光が当たらないよう注意してください。
やわらかくなったら冷蔵庫の野菜室で2~3時間ほど冷やして食べましょう。購入時にすでにやわらかいものは、冷蔵保存して早めに食べ切ります。
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白鳳の食べ方
食べる少し前に冷やすとよいでしょう。やわらかい桃はナイフではなく、手でむいたほうがきれいにむけることがあります。手でうまくむけない時は、少し切れ目を入れてから沸騰したお湯にさっと浸し、すぐに冷水にさらすとむきやすくなります。
新鮮なものは水で洗って産毛を落とし、皮ごと食べるのもおすすめです。また、桃はお尻のほうが甘味があるので、縦にくし形にカットして食べると甘味をまんべんなく味わえます。
ヨーグルトをかけたりケーキのトッピングにしたり、ジャムにしてもよいでしょう。かためのものはシロップ漬けやサラダにしてもおいしく食べられます。
白鳳の旬(出回り時期)
白鳳が出荷されるのは7月上旬から8月上旬頃です。
参考:東京都中央卸売市場
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白鳳の主な産地
出典:農林水産省統計
白鳳の作付面積のトップは山梨県です。作付面積は約506ヘクタールで、全体の約49%を占めています。2位は約284ヘクタールの和歌山県。全体の約27%でこちらも30%以上を占めています。3位は約108ヘクタールの岡山県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
この統計データは年代が古いのでご注意ください。