黄金桃 モモ(桃)
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
黄金桃の特徴
「黄金桃(おうごんとう)」は、「川中島白桃」の偶発実生として誕生し、長野県の池田氏が育成した桃です。果皮が鮮やかな黄色で、果肉も濃い黄色をしているのが特徴。晩生種なので桃のシーズンが終盤に差し掛かった8月下旬頃から9月中旬頃に多く出回ります。
果実のサイズは250~300gくらいと大きめ。香りがよく、甘味が強くてほどよい酸味もあり、濃厚な味わいです。また、果肉は緻密で果汁が多く、熟すととろけるような舌触りになります。
黄色い桃には「黄金桃」のほか、山梨県笛吹市生まれの「黄美娘(きみこ)」、福島県生まれの「黄ららのきわみ」や「黄貴妃」などもあります。「黄ららのきわみ」は2007年(平成19年)、「黄貴妃」は1997年(平成9年)に品種登録されています。
なお、黄金桃には果皮が赤いものもありますが、これは栽培法の違いによるもの。黄金桃は一般的に裂果防止などのため袋がけをして育てますが、農園によっては収穫前にしばらく日光に当てるところもあります。そういった無袋栽培の黄金桃は普通の桃のように果皮が赤く染まります。
黄金桃の選び方(見分け方)
果皮に張りがあり、うぶ毛がきれいに生えていているものを選びましょう。また、縦に入っているスジ(縫合線)を真ん中に見て左右均等な形で、ふっくらと丸みを帯びているものが良品です。
モモ(桃)のページに戻る
黄金桃の保存方法
果肉がかたいものは2~3日ほど追熟させるとよいでしょう。乾燥を防ぐため新聞紙などで包んで、日の当たらないところで保存。やわらかさが出てきたら、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
モモ(桃)のページに戻る
黄金桃の食べ方
常温保存のものは食べる1~2時間前に冷やすか、氷水に少しさらして食べるとよいでしょう。手でむけそうならナイフを使わず手でむいたほうが楽です。
黄金桃は甘味だけでなく適度な酸味もあるので、ケーキやタルトなどに使うのもおすすめ。また、ミキサーにかけてスムージーにしてもよいでしょう。冷凍した黄金桃を半解凍の状態で食べるとシャーベット風のデザートが味わえます。
黄金桃の旬(出回り時期)
黄金桃が多く出荷されるのは8月下旬頃から9月中旬頃です。
黄金桃の主な産地
出典:農林水産省統計
黄金桃の作付面積のトップは長野県です。作付面積は約32.3ヘクタールで、全体の約29%を占めています。2位は約28.5ヘクタールの山形県。全体の約25%でこちらも20%以上を占めています。3位は約25.3ヘクタールの山梨県です。
果物統計のページに移動