愛宕 カキ(柿)
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愛宕の特徴
「愛宕(あたご)」は愛媛県周桑郡が原産の柿で、おもに愛媛県や徳島県、香川県など四国を中心に栽培されています。先がとがった釣り鐘状をしていて、果皮は橙黄色。重さは230g前後で、大きなものは300gほどです。収穫時期は11月下旬から12月上旬頃とほかの柿に比べて遅く、貯蔵性がよいことから2月頃まで出回ります。
愛宕柿は完全渋柿なので、炭酸ガスやアルコールなどで脱渋をしてから出荷されます。渋を抜いた愛宕はほどよいかたさで適度な甘味があり、さっぱりとした味わい。なお、脱渋した愛宕柿はポリ袋に密封された状態で店頭に並ぶことが多いです。
愛媛県周桑郡では古くから干し柿用に愛宕を栽培していましたが、昭和初期頃からは渋抜きしたものも出荷するようになり、生産量が増加しました。ちなみに、現在でも直売所などでは「干し柿用」として渋柿のまま売っていることもあります。
愛宕の選び方(見分け方)
渋抜きされた愛宕柿の多くはポリ袋に密封されて出荷されます。少し確認しづらいですが、へたと実の間に隙間がなくくっついているものを選びましょう。また、持ったときに重みがあり色むらのないものがおすすめです。
なお、干し柿を作りたい場合は「干し柿用」と表記された渋柿を購入しましょう。
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愛宕の保存方法
ポリ袋で密封したものを購入した場合は、その状態のまま冷暗所で保存します。ある程度は日持ちしますが、できるだけ早く食べるようにしましょう。袋を開けたものは2~3日で消費します。
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愛宕の食べ方
4等分または8等分にカットしてから皮をむいて食べるとよいでしょう。やわらかくなってしまった場合は丸ごと冷凍し、半解凍の状態で食べるとシャーベットとして楽しめます。
愛宕の旬(出回り時期)
愛宕柿は11月下旬頃から2月頃まで出回ります。
愛宕の主な産地
出典:農林水産省統計
愛宕の作付面積のトップは愛媛県です。作付面積は約81.1ヘクタールで、70%以上の割合を占めています。2位は約15.9ヘクタールの香川県。3位は約12.1ヘクタールの岡山県です。
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