加賀しずく ナシ(日本梨)

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基礎データ DATA

加賀しずくの特徴

加賀しずく

「加賀しずく」は石川県農林総合研究センターが育成した梨です。果実の重さは600g程度と大きく、果皮は黄色がかった赤褐色。果肉は緻密でほどよいかたさがあります。

また、梨特有の歯ごたえのもとになる「石細胞」が比較的少なく、口当たりはなめらか。酸味が少なくまろやかな甘さがあり、果汁も豊富です。クエン酸の量が少なくショ糖が多く含まれているので、しっかりと甘味を感じられます。

正式な品種名は石川n1号

親の掛け合わせは「鞍月」と「幸水」で、2016年(平成28年)に「石川n1号」の名前で品種登録されました。育成が開始されたのは1998年(平成10年)のこと。「鞍月」の種子から結実させて、優れた系統を選抜・育成して誕生したそうです。当初は来歴が「鞍月の自然交雑実生」とされ、果粉親は不明でしたが、のちのDNA分析により父親が「幸水」であることが判明しています。

歴史と伝統、みずみずしさをイメージした名前

「加賀しずく」という名前は公募を行い、4000件以上の応募の中から選ばれました。「加賀」は石川県生まれであることや、加賀百万石の歴史や伝統文化に育まれたものづくりへのこだわりの意味が込められていて、「しずく」は果汁がしたたるみずみずしさと上品さをイメージしたものだそうです。

加賀しずくの選び方(見分け方)

加賀しずく

ふっくらとした形で果皮に張りがあり、傷や色ムラのないものを選びましょう。加賀しずくは大きめの品種なので、どっしりとしたものがおすすめ。重量感のあるものは水分が多く、よりみずみずしさを感じられます。

なお、加賀しずくは表面が少しデコボコしやすいので、見た目がきれいな丸形でなくてもあまり気にしなくてよいでしょう。

加賀しずくの保存方法

風通しのよい冷暗所で保存します。加賀しずくが出回る時期はまだ気温が高いこともあるので、すぐに食べないのなら冷蔵庫の野菜室に入れておくのが無難です。

冷蔵保存する場合は、果皮が乾燥しないよう新聞紙などで包み、さらにポリ袋に入れておきます。新鮮なものであれば数日は日持ちしますが、長期間保存するとせっかくのみずみずしい食感が減少してしまうので、なるべく早く食べましょう。

加賀しずくの食べ方

加賀しずく

加賀しずくは甘くて酸味の少ない品種です。そのまま普通にむいてカットし、心地よい甘味とジューシーな味わいを堪能しましょう。

常温で置いていたものは、食べる2~3時間くらい前に冷蔵庫で冷やすとよいでしょう。少し果実を冷やすことで甘さが引き立ちます。

また野菜室で保存していた場合は、食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出しておくと、冷た過ぎずに甘味が感じやすくなります。

加賀しずくの旬(出回り時期)

加賀しずくは早ければ8月下旬頃から収穫が始まり、9月中旬頃まで出回ります。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

加賀しずくの主な産地

出典:農林水産省統計

加賀しずくは石川県で栽培が行われています。作付面積は約5.2ヘクタールです。

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