おいCベリー イチゴ

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基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「9505-05」×「さちのか」
  • 品種登録年:2012年

おいCベリーの特徴

おいCベリー

「おいCベリー」は、ビタミンC(アスコルビン酸)などの栄養価の向上を目標に開発された品種です。農研機構九州沖縄農業研究センターが「9505-05」と「さちのか」を交配して育成し、2012年(平成24年)品種登録しました。種子親の9505-05には炭疽病抵抗性があり、花粉親のさちのかにはビタミンCが多く含まれています。

果実はやや縦長の円錐形をしていて、サイズは比較的大玉。果皮は光沢のある濃赤色で、果肉は中まで赤く色づきます。糖度は親のさちのかよりもやや高く、酸味は同じくらい。香りがよくてみずみずしく食味は良好です。また、果実がかたいので輸送性にも優れています。

約7粒で1日のビタミンC必要量に

おいCベリーのビタミンCの含有量は100g中に約87mgで、さちのかの約1.3倍というデータがあります。厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、成人のビタミンCの推定平均必要量が85mgとなっているので、おいCベリー1粒を15g程度とすると、約7粒で必要量が摂れることになります。

ちなみに、さちのかのビタミンC含有量は平均68mg/100g、「さがほのか」は平均57mg/100g、「とちおとめ」は平均64mg/100gとなっています。ただし、これらの値は栽培時期や環境などによって変化するので注意してください。

おいCベリーの選び方(見分け方)

おいCベリー

おいCベリーは光沢のある濃赤色の果皮が特徴なので、ツヤがあって香りのよいものを選びましょう。色づきが薄いものや、張りがなく鮮度が感じられないものは避けます。

透明のパックに入っている場合は、押されてつぶれた果実がないか、果汁が漏れていないかも下から見て確認しましょう。

おいCベリーの保存方法

乾燥していたり温度の高い場所に置いておくと、食味がどんどん落ちていきます。購入後はパックのままポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

おいCベリーは果肉がかたい品種ですが、新鮮なうちに食べるのが一番です。なるべく早く食べるようにしましょう。

おいCベリーの食べ方

おいCベリー

ビタミンCが豊富に含まれるおいCベリーは、そのまま生で食べるのが一番です。きれいな赤色なので、パフェやタルトなどに使ってもよいでしょう。

やわらかくなってしまったものは、冷凍して半解凍でシャーベット風に味わうという食べ方もあります。

また、香りがよくてほどよい酸味もあるので、ジャムにしても美味。ジャムにするとビタミンCは減少しますが、それはどのいちごでも同じです。

病院など栄養バランスが重要な施設にも

ビタミンCは水に溶けやすい性質がありますが、果物は生のまま食べるため、効果的に摂取することができます。いちごはもともとビタミンCが豊富で、おいCベリーのような健康機能性を目指した食材は、毎日の栄養バランスを考える病院や学校などでの活用も期待されます。また、おいCベリーは総ポリフェノール含量の値も高く、健康志向の人にもおすすめです。

おいCベリーの旬(出回り時期)

おいCベリーは早ければ11月下旬頃から出荷され、12月下旬頃から収穫量が増えます。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

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