南津海 カンキツ類
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基礎データ DATA
南津海の特徴
「南津海(なつみ)」は親が「カラマンダリン」と「吉浦ポンカン」で、山口県の柑橘農園で誕生しました。1978年(昭和53年)から育成されましたが、品種登録は行われていないようで、最近になって食味のよさから収穫量が増えています。
見た目は温州みかんに似ていて、サイズは150g前後。皮は簡単に手でむけて、袋ごと食べられます。甘みが強くてほどよい酸味があり、しっかりした味わい。柔軟多汁で香りもよく、春から初夏に出回るみかんとして注目されています。
「南津海」という名前の由来は、5月上旬頃の「初夏」においしく食べられる「みかん」で「なつみ」となったそうです。
南津海の選び方(見分け方)
全体がオレンジ色に色づいていて、皮に張りがあるものがよいでしょう。持ったときに重さを感じるものがおすすめです。ほかの柑橘と同様、皮が実から浮いた状態のものは避けたほうが無難です。
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南津海の保存方法
風通しのよい冷暗所で保存します。南津海は春頃に流通するので、気温が高いときは冷蔵保存したほうがよいかもしれません。冷蔵する際には、乾燥しないようポリ袋に入れてから野菜室に入れましょう。消費の目安は5日~1週間くらいです。
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南津海の食べ方
南津海の皮はやわらかく、みかんのように手でむけます。袋(じょうのう膜)も薄く、そのまま食べられるのが魅力。種は少し入っています。
南津海のジューシーで濃厚な甘みを楽しむには生食がおすすめです。ジャム(マーマレード)やスムージー、ゼリーなどに使用してもよいでしょう。
南津海の旬(出回り時期)
南津海がおいしい時期は4月から5月下旬頃です。主な生産地は愛媛県や和歌山県、広島県などです。
各地の年間収穫量 南津海
出典:農林水産省統計
2021年の南津海の収穫量のうち最も多いのは愛媛県で、約390トンの収穫量があります。2位は約388トンの収穫量がある和歌山県、3位は約155トンの収穫量がある愛知県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年の南津海 (なつみ)の栽培面積は約99ヘクタール。収穫量は約1,450トンで、出荷量は約1,299トンです。