四ツ溝 カキ(柿)
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四ツ溝の特徴
「四ツ溝(よつみぞ)」は、その名の通り表面に4本の溝が入った柿です。果皮は橙紅色で先端がとがっていて、サイズは80~130gと小さめ。完全渋柿なので脱渋処理をしてから出荷されます。
渋抜きをした四ツ溝柿は、糖度が高く上品な味わい。ほどよいかたさがあり歯ざわりも良好です。果肉は緻密で種が少なく食べやすいのも魅力。また、四ツ溝は干し柿にしてもおいしく、干し柿用に脱渋していないものも売られています。
四ツ溝は静岡県東部地区の愛鷹(あしたか)地域が原産といわれ、古くから栽培されていました。生産量が増加したのは昭和30年代以降で、現在の主産地である静岡県長泉町では「するがの柿」とも呼ばれます。このほか和歌山県でも栽培されています。
四ツ溝の選び方(見分け方)
色ムラがなく果実全体が着色していて、果皮がツヤツヤとしているものを選びましょう。また、持ったときに重量感のあるものがおすすめです。
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四ツ溝の保存方法
新聞紙などで包んで直射日光のあたらない涼しいところで保存し、早めに食べます。常温だと徐々にやわらかくなってくるので、量が多い場合はさらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
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四ツ溝の食べ方
四ツ溝柿は表面に溝があり丸ごとのままではむきにくいため、溝に沿って縦にカットしてから皮をむきます。熟してやわらかくなったものは、へたの部分を切り取りスプーンですくって食べるとよいでしょう。
四ツ溝の旬(出回り時期)
四ツ溝の収穫期は10月中旬頃から11月頃です
四ツ溝の主な産地
出典:農林水産省統計
四ツ溝の作付面積のトップは静岡県です。作付面積は約41.6ヘクタールで、60%以上の割合を占めています。2位は約18.5ヘクタールの和歌山県。全体の約27%でこちらも30%以上を占めています。3位は約7.2ヘクタールの長野県です。
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