カラ カンキツ類
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基礎データ DATA
カラの特徴

カラマンダリンは、親が「温州みかん」と「キングマンダリン」で、アメリカのカリフォルニア大学で育成されました。1935年(昭和10年)に発表され、日本へは1955年(昭和30年)に導入。当初は栽培や管理の難しさやなどが原因で普及しませんでしたが、近年、食味のよさが見直されて生産量が増加。愛媛県や三重県、和歌山県を中心に産地が広がりました。最近では4~5月に旬を迎える「春のみかん」として出回っています。
見た目は温州みかんに似ていますが、少し形がでこぼことしたものもあります。多汁で甘みが強く、ほどよい酸味もあり濃厚な味わい。皮は手でむくことができ、袋ごと食べられます。
カラの選び方(見分け方)
カラマンダリンはみかんと同程度のサイズで、色もみかんに近いオレンジ色をしています。果皮の色の濃さにこだわる必要はありませんが、全体的によく色づいているものが良品です。また、持った時に重量感があり、皮にみずみずしさを感じるものを選びましょう。軽く感じるものは、果汁が少なく食味が落ちていることがあります。
果肉と皮の間に隙間ができてフカフカになったものは避けたほうが無難です。浮き皮だと皮がむきやすいですが、傷みやすく味がやや落ちることがあります。
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カラの保存方法
直射日光を避けて、風通しのよい冷暗所で保存しましょう。5日~1週間くらいが目安ですが、鮮度が落ちると味がぼけてくるので、早めに食べきることをおすすめします。気温(室温)が高い場合は、冷蔵庫の野菜室で保存したほうがよいかもしれません。ただし冷蔵庫の中は乾燥しているので、ポリ袋などに入れて水分の蒸発を防止してください。
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カラの食べ方


カラマンダリンは皮が薄くてやわらかいので、みかんのように簡単に手でむけます。じょうのう膜(薄皮)も薄いので袋ごと食べられます。種は少し入っていることがあります。
味がしっかりしているのでケーキの素材として使ったり、ジャム(マーマレード)やゼリーなどにしてもよいでしょう。
カラの旬(出回り時期)
カラマンダリンがおいしい時期は4月から5月頃です。
参考:東京都中央卸売市場
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各地の年間収穫量 カラ
出典:農林水産省統計
2021年のカラの収穫量のうち最も多いのは愛媛県で、約2,260トンの収穫量があります。2位は約500トンの収穫量がある三重県、3位は約495トンの収穫量がある和歌山県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年のカラ(カラマンダリン)の栽培面積は約122ヘクタール。収穫量は約3,301トンで、出荷量は約3,244トンです。