高砂 サクランボ(桜桃)
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高砂の特徴
「高砂(たかさご)」はアメリカのオハイオ州で育成されたさくらんぼです。アメリカ名は「ロックポート・ビガロー(Rockport Bigarreau)」といい、「イエロースパニッシュ」という品種をもとに作られました。日本には1872年(明治5年)に導入され、1911年(明治44年)に高砂と名付けられました。
果実は短いハート形をしていて、重さは5~7g程度。果肉は乳白色で少しやわらかく、種は大きめです。また果皮の着色がよく、熟すと果皮は鮮やかな紅色に染まるのも特徴。糖度が高く酸味も適度に含んでいて、甘酸のバランスが取れています。
ちなみに高砂は食味がよいだけでなく、「佐藤錦」や「ナポレオン」の受粉用としても適した品種です。また「香夏錦(こうかにしき)」の親でもあります。
高砂の選び方(見分け方)
なるべく全体が紅色に着色していて、傷や黒ずみがないものを選びましょう。また果皮がつやつやとしていて張りがあるか、軸が緑色かどうかもチェックします。
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高砂の保存方法
高砂は果肉がやわらかめなので、なるべく早く食べるようにしましょう。すぐに食べない場合は、冷蔵庫の野菜室へ。その際、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れておくと乾燥を防止できます。
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高砂の食べ方
流水で洗ってそのまま食べるほか、量が多い場合はジャムやコンポートにしてケーキやヨーグルトなどに使うのがおすすめ。ジャムにする場合は、煮詰めすぎずアクをこまめに取るのがおいしく作るコツです。
また、冷凍したものを半解凍すればシャーベットとして味わえます。
高砂の旬(出回り時期)
高砂が多く出荷される時期は6月頃です。
高砂の主な産地
出典:農林水産省統計
高砂の作付面積のトップは山梨県です。作付面積は約107ヘクタールで、70%以上の割合を占めています。2位は約38.9ヘクタールの山形県。全体の約27%でこちらも20%以上を占めています。高砂の作付面積に関しては、この2つの地域だけが公表されています。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
この統計データは年代が古いのでご注意ください。