会津身不知 カキ(柿)
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会津身不知の特徴
「会津身不知(あいづみしらず)」は福島県が原産の柿です。「富有柿」に似た丸みのある形でやや大きく、甘くてなめらかな食感が特徴。種がなく食べやすいのも魅力です。不完全渋柿なので、焼酎や炭酸ガスによって脱渋処理を施してから市場に出荷されます。
この会津身不知という名前は「枝が折れそうなほど多くの実をつける(身の程知らずな柿)」や「おいしくて身の程をわきまえず食べ過ぎてしまう」といったことが由来だそうです。このほか、かつて将軍に献上した際に「これほどおいしい柿は知らない」と称賛されたからという説もあります。
また、会津身不知は数百年前に西念寺の住職が中国から苗を持ち帰ったものという言い伝えから、「西念寺柿」という別名も持ちます。
会津身不知柿は古くから福島県会津地方で栽培されていて、2007年(平成19年)には福島県ブランド認証産品に認証されました。産地では会津身不知の味わいを生かしたあんぽ柿やセミドライフルーツ、ゼリーなどの加工品も作られています。
会津身不知の選び方(見分け方)
表面がツヤツヤとしていて果皮に張りがあり、色づきが均一なものを選びましょう。また持ったときにずっしりと重みを感じるものがおすすめです。
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会津身不知の保存方法
会津身不知柿は新聞紙などで包んで涼しい場所で保存しておきます。かための食感がよければ早く食べるようにし、やわらかい食感を味わいたい場合は2~3日置いておくとよいでしょう。また、少し長めに保存したい場合は、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
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会津身不知の食べ方
1/4に切り分けてから皮をむいて食べるとよいでしょう。果肉のかたいものは、サラダや白和えの具に使ってもおいしく食べられます。また、やわらかくなってしまったものは、冷凍してシャーベットとして楽しむという方法もあります。
なお、かすかに渋みが残っている場合は、温かいところに2~3日置いておくことで渋が抜けていきます。
会津身不知の旬(出回り時期)
会津身不知柿の収穫時期は10月下旬から11月上旬頃です。
会津身不知の主な産地
出典:農林水産省統計
会津身不知の作付面積のトップは福島県です。作付面積は約160ヘクタールで、9割以上が福島県で栽培されています。2位は約10.9ヘクタールの宮城県。会津身不知の作付面積に関しては、この2つの地域だけが公表されています。
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