麗紅 カンキツ類
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基礎データ DATA
麗紅の特徴


麗紅(れいこう)は農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が育成した柑橘です。親の掛け合わせは「清見×アンコール」の育成系統(No.5)と「マーコット」。育成地は長崎県の口之津支場です。
果皮は赤みがかった橙色で、果肉も濃いオレンジ色、重さは200g前後です。甘みが強くて適度な酸味もあり、しっかりとした味わいが楽しめます。また香りもよく、果汁も豊富です。
佐賀県のブランド「はまさき」
佐賀県産の麗紅は「はまさき」という名前でも流通しています。はまさきはJAからつのオリジナルブランドとして商標登録されていて、収穫後に1か月ほど貯蔵することで食味を高めているのが特徴です。
麗紅の選び方(見分け方)

果皮がツヤツヤとしていて張りがあり、手に取ったときに重さを感じるものがおすすめです。皮が果実から離れて浮き皮になっているものは、食味が落ちていることがあるので避けたほうがよいでしょう。
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麗紅の保存方法
なるべく風通しのよい冷暗所で保存します。あまり日持ちするほうではないので、1週間くらいを目安に早め食べましょう。少しでも長く持たせたい場合は、新聞紙などに包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。
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麗紅の食べ方


麗紅は果皮が薄いので温州みかんのように手でむくことができます。また、じょうのう膜も薄く、袋ごと食べられます。濃厚な風味なので、ジャムにしたり、ケーキなどのトッピングに使用してもよいでしょう。
親が「せとか」と同じ

麗紅は親の組み合わせが「せとか」と同じですが、「清見×アンコール」の系統が異なります。麗紅はNo.5で、せとかはNo.2となっています。せとかの紹介ページはこちら
麗紅の旬(出回り時期)
麗紅は1月中旬頃から店頭に並び始め、3月頃まで出荷されます。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。
各地の年間収穫量 麗紅
出典:農林水産省統計
2021年の麗紅の収穫量のうち最も多いのは佐賀県で、約913トンの収穫量があります。2位は約61トンの収穫量がある宮崎県、3位は約54トンの収穫量がある愛知県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年の麗紅(れいこう)の栽培面積は約53ヘクタール。収穫量は約1,147トンで、出荷量は約1,114トンです。