はるみ カンキツ類
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基礎データ DATA
はるみの特徴
「はるみ」は「清見」と「ポンカン(F-2432)」の交雑種で、農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所の興津支場で育成されました。品種登録されたのは1999年(平成11年)です。
糖度が高くて適度な酸味があり、果汁も多めで香りも豊か。果肉のつぶつぶ(さじょう)にハリがあり、プリプリとした食感で深みのある味わいです。じょうのう膜(薄皮)が薄くてやわらかいので、袋ごと食べられます。サイズは200gくらい。1月頃から店頭に並びます。
「はるみ」の名前は、「初春」に店頭に並ぶことと、「清見」の血を引いていることが由来で、漢字で書くと「春見」になるそうです。ちなみに「デコポン(不知火)」も両親が「清見」と「ポンカン(中野3号)」で、「はるみ」とは姉妹のような関係になります。
はるみの選び方(見分け方)
全体的にみずみずしさがあり、ずっしりと重みのあるものがよいでしょう。また、浮き皮になっていないかも要チェックです。はるみは皮が浮きやすい性質がありますが、フカフカなものは食味が落ちていることがあるので避けたほうがよいでしょう。
たまにデコポンのように頭の部分に凸があることがあります。
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はるみの保存方法
風通しのよい冷暗所で保存します。あまり日持ちするほうではないので、早めに食べきってしまいましょう。状態にもよりますが5日~1週間くらいが目安です。
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はるみの食べ方
はるみは、みかんのように容易に手で皮をむくことができます。また、じょうのう膜(薄皮)も薄く、袋ごと食べても気になりません。皮をむいたら、袋ごと食べて、プチプチとした食感を楽しみましょう。種は少し入っていることがあります。
生食がおすすめですが、ジャム(マーマレード)にしたり、ケーキやタルトにのせたりしてもよいでしょう。
はるみの旬(出回り時期)
はるみは1月頃から出荷されますが、旬は2月から3月上旬頃です。
各地の年間収穫量 はるみ
出典:農林水産省統計
2021年のはるみの収穫量のうち最も多いのは広島県で、約1,297トンの収穫量があります。2位は約1,103トンの収穫量がある愛媛県、3位は約971トンの収穫量がある和歌山県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年のはるみの栽培面積は約446ヘクタール。収穫量は約5,103トンで、出荷量は約4,237トンです。