彩玉 ナシ(日本梨)
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「新高」×「豊水」
- 品種登録年:2005年(平成17年)
彩玉の特徴
「彩玉(さいぎょく)」は埼玉県のオリジナル品種で、「新高」と「豊水」の掛け合わせから育成された梨です。1984(昭和59年)に埼玉県園芸試験場において交雑が行われ、2001年(平成13年)に育成が完了。2005年(平成17年)に品種登録されました。
親の豊水に比べると肉質はやや粗めですが、やわらかめで果汁も豊富。酸味が少なくて糖度が高いので、甘味をしっかり感じられます。果実のサイズが500gくらいと大きくて食べ応えがあるのも魅力の1つです。
ちなみに「新高」×「豊水」の交雑で誕生した梨には、ほかに「にっこり」があります。
彩玉の選び方(見分け方)
ふっくらとしていて果皮に張りがあり、重量感のあるものがおすすめです。熟すにつれて果皮に赤みが出てくるので、酸味が少ないほうがよければ、褐色が濃いめのものを選ぶとよいでしょう。
果皮に張りのないものや、さわったときに弾力のあるものは鮮度が落ちているので避けましょう。
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彩玉の保存方法
乾燥しないように新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。涼しい時期であれば冷暗所で保存してもかまいませんが、冷蔵庫の野菜室のほうが温度が一定なので安心です。
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彩玉の食べ方
縦8等分のくし形にカットして食べるとよいでしょう。梨は軸側よりもお尻側のほうが糖度が高めの傾向にあるので、くし形切りにすると甘味にばらつきが出ません。
鮮度のよいうちに生食するのが一番ですが、量が多い場合はコンポートやジャムにするという方法もあります。タルトやケーキに利用したり、冷やしてそのままデザートとして食べるのもよいでしょう。ジャムを作る場合は、レモン汁を加えると酸味ととろみがでます。
梨は肉料理にも活用できます。すりおろした梨に肉を漬けておくとやわらかくなり、ソースに使うとひと味違った風味が楽しめます。
彩玉の旬(出回り時期)
彩玉の収穫期は8月下旬頃から9月上旬頃です。