ナイアガラ(Niagara) ブドウ(葡萄)

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ナイアガラの特徴

ナイアガラ

「ナイアガラ」は、1872年にアメリカで育成されたぶどうです。親は「コンコード」と「キャサディ」で、日本へは1893年(明治26年)頃に導入。のちに「ワインの父」と呼ばれる川上善兵衛氏によりもたらされました。

果皮は緑~黄緑色で、糖度が高くて甘みが強く、果汁が豊富で特有の芳香があります。粒は4gくらいと小さめで、基本的に種入りですが、皮離れがよく食べやすいのが特徴です。

栽培面積は比較的大きいですが、ジュースや白ワインの原料として利用されることが多く、生食向けの流通量はそれほど多くありません。

ナイアガラの変異種に、果皮の赤い「レッドナイアガラ(レッドニアガラ)」があります。こちらは主にロゼワインに利用されているそうです。また、「ニューナイアガラ」という品種もありますが、こちらは「ナイアガラ」と「ポートランド」を掛け合わせた品種です。

ナイアガラの選び方(見分け方)

ナイアガラは完熟すると果皮がきれいな黄緑色になります。甘さを重視するなら、緑が濃いものよりも、黄色みがかっているものがよいでしょう。また、果皮に白い粉(ブルーム)が付いているか、軸が青々としているかどうかも要チェック。軸が茶色になっていたり、果皮がテカテカしたもの、粒落ちの多いものは収穫してから日が経っています。

ナイアガラの保存方法

涼しい冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。ナイアガラはあまり日持ちしないので、なるべく早く食べましょう。保存するときは乾燥しないようにポリ袋に入れるか、新聞紙やラップで包むなどしてください。

長期保存したいなら冷凍庫へ。粒を房から取って(できれば軸を2mmほど残すようにハサミでカット)保存用袋に入れ、1か月くらいを目安に食べきりましょう。

ナイアガラの食べ方

食べる前に軸ごと水で洗います。ナイアガラは皮は食べずに、果肉だけを押し出して食べますが、特に甘みが強いのは皮付近です。皮の内側に果肉や果汁が残っている場合は、キュッとしぼるようにして食べるとよいでしょう。

またナイアガラは種ありのものが多いですが、種のまわりは酸味が強めで、種を出すことで酸味が広がり酸っぱく感じることがあります。そんなときはかまずに種ごと飲み込むとよいでしょう。

ナイアガラの旬(出回り時期)

ナイアガラの熟期は9月から10月頃です。

ナイアガラの主な産地

出典:農林水産省統計

ナイアガラの作付面積のトップは北海道です。作付面積は約148ヘクタールで、全体の半分以上の割合を占めています。2位は約35.4ヘクタールの岩手県。3位は約28.8ヘクタールの長野県です。

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