とちおとめ イチゴ

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基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「久留米49号」×「栃の峰」
  • 品種登録年:1996年(平成8年)
  • おもな産地:栃木県、愛知県、茨城県

とちおとめの特徴

とちおとめ とちおとめ

「とちおとめ」は栃木県農業試験場で育成され、1996年(平成8年)に品種登録されたイチゴです。安定した食味のよさと収穫量の多さで、東日本のシェア1位を獲得。その後もさまざまな品種が育成されていますが、とちおとめの人気は高く、長年にわたって親しまれています。

とちおとめは、糖度が高くてほどよい酸味があり、果汁も豊富。果実がしっかりしているので、比較的日持ちがよいのも魅力です。形は円錐形で光沢があり、サイズは大きめ。果皮は鮮やかな赤色で、果肉も中まで赤く染まります。

当時の優良品種が両親

とちおとめの両親は、当時の優良品種である「久留米49号」と「栃の峰」。母親の久留米49号はサイズが大きくて多収性があり、父親の栃の峰は大果で甘い品種です。栃木県ではそれまで「東の横綱」と呼ばれた「女峰(にょほう)」が主流でしたが、女峰よりも果実が大きくて食味のよい品種を目指して育成を行い、とちおとめが誕生しました。

とちおとめという名前は、栃木県のイメージを表しつつ、「いちごの持つ女性らしさと多くの人に親しみをもたれるように」という願いを込めて命名したそうです。

スカイベリーも栃木ブランドとして活躍

栃木県のいちごには、とちおとめのほかに大粒が特徴の「スカイベリー(栃木i27号)」もあります。スカイベリーが品種登録されたのは2014年(平成26年)。とちおとめが品種登録されてから18年後のことです。次々と新品種が登場するいちご市場において、とちおとめよりも粒が大きく、病気に強くて収量のよいいちごを目指して育成され、今ではとちおとめとともに親しまれています。

とちおとめの選び方(見分け方)

とちおとめ

とちおとめを選ぶときは、まず色づきを確認しましょう。熟したとちおとめはつやつやとした鮮やかな赤色になります。表面がしんなりしたものや、色が薄いもの、へた周りに白色が目立つものなどは避けましょう。

基本的には果実が大きめでふっくらとした円錐形のものが良品です。ただ、自宅用としてなら形にこだわる必要はありません。小粒でも甘くておいしいものもあります。へたがきれいな緑色でピンと張ったものがよいでしょう。

とちおとめの保存方法

買ってきたら冷蔵庫の野菜室で保存し、できるだけ早く消費します。とちおとめの果肉は比較的かためですが、真っ赤に完熟したものはそれほど日持ちしないので、鮮度のよいうちに味わいましょう。

とちおとめの食べ方

とちおとめ

とちおとめは甘酸適和で香りがよいので、そのまま生食で味わいましょう。練乳をつけなくても十分甘味を感じます。もちろん、好みに応じて練乳や溶かしたチョコレートつけたり、イチゴミルクにしてもOKです。

もちろんケーキやパフェ、いちごジャムやソースなどにも向いています。果肉が淡い赤色なので、断面を見せて飾ってもきれいです。

鮮度長持ちのツル付きイチゴ

イチゴの中には長いツル付きの状態で売られていることがあります。ツル付きだと果実に触れずに収穫・出荷するできるため、傷がつきにくく鮮度をより保てるというメリットがあります。茨城県のJAひたちなかでは、ツル付きのイチゴを「バインベリー」の商標名で出荷していますが、品種はとちおとめだそうです(2019年現在)。

とちおとめの旬(出回り時期)

とちおとめは11月頃に出始め、6月頃まで出回ります。最も多く出回るのは栃木県産で、そのほか茨城県や愛知県などでも栽培されています。

参考:東京都中央卸売市場

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