秋姫 スモモ(プラム)
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基礎データ DATA
秋姫の特徴



「秋姫(あきひめ)」は秋田県の農園で発見されたすももです。小嶋氏が育成し、1991年(平成3年)に天香園によって品種登録されました。
9月中旬から下旬頃に収穫される晩生種で、サイズが150~200gほどの大玉になるのが特徴。すももは夏の果物というイメージがありますが、秋姫は名前の通りに初秋に出荷されます。おもな産地は山形県で、ほかに長野県や青森県、福島県などで栽培されています。
果実の形は円形~楕円形。果皮は赤色から紫がかった濃紅色で、果肉は黄色く緻密でほどよいかたさがあり、果汁も豊富。強い甘味とほどよい酸味が味わえます。なお、袋がけをして栽培したものは果皮が黄色で、まったく別の品種のように見えます。
また秋姫の枝変わり品種に、山形県の鈴木秀峰園で育成された「峰満イエロー」があります。有袋栽培なので果皮はきれいな黄色をしていて、秋姫と同様に甘味と酸味のバランスがとれた風味のよいすももです。
秋姫の選び方(見分け方)


果皮の色むらが少なく、全面が赤く色づいているものがよいでしょう。鮮度のよいものは白い粉(ブルーム)がついているので、この点もチェック。また果実がふっくらとしていて傷がなく、適度な重みがあるかもポイントです。
なお有袋栽培した秋姫は果皮が黄色なので、この場合は鮮やかな黄色で形の整ったものを選びます。
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秋姫の保存方法
かたさを感じるものは追熟させましょう。新聞紙などで包んでポリ袋に入れ、しばらく常温で置いておき、少し弾力を感じたら冷蔵庫の野菜室へ。熟したものはなるべく早く消費します。
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秋姫の食べ方

秋姫はそのまま皮ごと食べられますが、皮の酸味が気になる場合は皮をむいて食べましょう。皮をむく場合は、くし形にカットすると食べやすくなります。
切り分けるときは、包丁で縦にぐるりと切れ目を入れ、両手で果実を持って左右をねじるようにして2つに分けます。あとは種を取ってさらに半分にカットして皮をむけばOKです。ただし果実がやわらかいと、ねじるときにつぶれることがあるので気をつけてください。
生食のほか、タルトやパフェに使ったり、スムージーなどに利用してもよいでしょう。
秋姫の旬(出回り時期)
秋姫の出荷量が増えるのは9月中旬から下旬頃です。
秋姫の主な産地
出典:農林水産省統計
秋姫の作付面積のトップは山形県です。作付面積は約71.8ヘクタールで、70%以上の割合を占めています。2位は約12.5ヘクタールの長野県。3位は約5.4ヘクタールの青森県です。
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