よつぼし イチゴ

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基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「三重母本1号」×「A8S4-147」
  • 品種登録年:2017年(平成29年)

よつぼしの特徴

「よつぼし」は2017年(平成29年)に品種登録された「種子繁殖型」のいちごです。母親は「かおり野」の系統を受け継ぐ「三重母本1号」で、父親は「さちのか」や「とちおとめ」の系統を受け継ぐ「A8S4-147」。三重県、香川県、千葉県、九州沖縄農業研究センターが共同で開発しました。

円錐形の果実は光沢のある鮮やかな赤色で、果肉のかたさは中程度。甘味が強く、酸味も適度にあるので濃厚な甘酸っぱさが味わえます。見た目がきれいなのでデザートにも最適。出荷シーズンは12月からですが、早ければ11月頃下旬頃から収穫されます。

よつぼしという名前の由来は、「甘味」「酸味」「風味」がよつぼし級に「美味」しい、という意味のほか、4つの機関が共同で開発した期待の品種という意味も込められているそうです。

世界的にも珍しい種子繁殖タイプ

よつぼしは国内では2例目となる「種子繁殖型」のいちごです。一般的ないちごは、「ランナー」という子苗(蔓)から増殖させますが、よつぼしは種子で増殖します。

ランナーによって増殖した苗はいわゆる「クローン」なので、もし親株が病気やウイルスに感染していたら、その子株にも伝染してしまいます。一方、種子繁殖型は親株から子株に病気やウイルスが伝染することはほとんどありません。

また、種子繁殖型は増殖効率がよく、さらに親株を保管する手間やコストの削減効果もあるため、よつぼしは生産者にとって魅力的な品種といえます。世界的にもあまり例のない種子繁殖型の登場により、今後のさらなる普及と新品種の登場が見込まれています。

ちなみに種子繁殖型1例目の品種は、千葉県と千葉大学が品種登録した「千葉F-1号」で、こちらは基本的に商業栽培を行うことができません。

よつぼしの選び方(見分け方)

よつぼしを購入する際は、へたのほうまで赤く色づいているか、果皮に張りとツヤがあるかをチェックしましょう。へたがしおれていたり、変色が見られるものは避けます。

また、よつぼしは果皮にあまりかたさがないので、パックの中で押されてつぶれていないかどうかも確認します。

よつぼしの保存方法

乾燥しないよう、パックをポリ袋に入れるなどして、冷蔵庫の野菜室で保存します。よつぼしはあまり日持ちするほうではないので、購入したらなるべく早く食べましょう。

よつぼしの食べ方

甘酸適和のよつぼしは、生食で味わうのがおすすめ。また、果実の中心部が赤くてカットすると断面がきれいなので、タルトやケーキ、パフェなどにも向いています。

ほどよい酸味もあるので、やわらかくなってしまったものは、ジャムやソースなどに加工してもよいでしょう。

よつぼしはF1品種

種子(タネ)から育てる野菜の多くは「F1品種(一代交雑種)」ですが、よつぼしもF1品種になります。F1品種は、タネから育てるとその品種が育ちますが、さらに育った実からタネを取って育てても、同じものにはなりません。そのためよつぼしの栽培には、特定の種苗業者から苗や種子を購入する必要があります。

種子の輸出も視野に

農林水産省では、農林水産物の生産や流通、加工などの実用的な技術開発の推進を目的として、「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」という研究委託事業が実施されていました(名称はその後変更されています)。よつぼしは、2009年にこの事業で採択された「共同育種による種子繁殖型イチゴ品種の開発と種苗供給体系の改革」を活用して誕生したものです。2018年5月の段階で、12の国と地域での品種登録を申請。海外での違法栽培を防ぐだけでなく、種子の輸出も視野に入れています。

よつぼしの旬(出回り時期)

よつぼしの収穫シーズンは12月頃から5月頃。早ければ11月下旬頃から出回ります。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

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