はるか カンキツ類
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基礎データ DATA
はるかの特徴
「はるか」は「日向夏」の自然交雑実生から育成されました。果皮が黄色くゴツゴツとしていて、お尻(果頂部)にリング状のくぼみが出るのが特徴です。1980年(昭和55年)に福岡県の石井徳雄氏の庭で発見され、1996年(平成8年)に品種登録されました。
はるかは香りがよく糖度は高めで、酸味が少なくさわやかな風味。時期によっては皮が少し黄緑がかったものもあり、見た目は酸っぱそうに思えますが、上品な甘みを持っています。重さは200g前後で、シーズンは2~3月頃です。
はるかの選び方(見分け方)
果皮にツヤがあり、みずみずしさを感じるもの。また、サイズが同じなら重いほうがおすすめです。重いものは果汁を多く含んでいます。ヘタが枯れたものや、皮がしなびたものは避けましょう。はるかの特徴である環状のへこみがないものもありますが、味に影響はありません。
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はるかの保存方法
涼しい冷暗所で保存します。はるかは皮が厚いので日持ちはよいほうですが、1週間くらいを目安にして、なるべく早く食べましょう。より長く日持ちさせたい場合は、ポリ袋などに入れてから冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
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はるかの食べ方
はるかは皮が厚くてむきにくいので、日向夏のようにナイフでカットしたり、オレンジのようにスマイルカットにして食べると楽です。日向夏の切り方はこちらをクリック。
じょうのう膜(薄皮)は少しかたいので、気になる場合は薄皮をむいて果肉だけを食べるとよいでしょう。種は多めです。
また、はるかでゼリーを作ったり、皮ごとジャム(マーマレード)にしたり、皮を砂糖漬け(ピール)にしてもおいしく食べられます。
はるかの旬(出回り時期)
はるかは愛媛県、広島県、長崎県が主産地で、2月から3月下旬頃に出回ります。
各地の年間収穫量 はるか
出典:農林水産省統計
2021年のはるかの収穫量のうち最も多いのは愛媛県で、約799トンの収穫量があります。2位は約710トンの収穫量がある広島県、3位は約141トンの収穫量がある長崎県です。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年のはるかの栽培面積は約127ヘクタール。収穫量は約2,040トンで、出荷量は約1,601トンです。