早秋 カキ(柿)
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基礎データ DATA
早秋の特徴
「早秋(そうしゅう)」は2003年(平成15年)に品種登録された完全甘柿です。1988年(昭和63年)に広島県の果樹試験場安芸津支場において、「伊豆」と「109-27(興津2号×興津17号)」を交雑して育成されました。
丸みを帯びた扁平な四角形をしていて、重さは250~300g程度とやや大きめ。果皮は赤みがかった橙色でツヤがあり、側面が少しデコボコとしていることもあります。果汁が豊富で果肉は少しやわらかく、ほどよい甘味で食味は良好。また、へたと果実の間に隙間ができる「へたすき」がほとんど発生しないのもポイントです。
早秋が熟す時期は9月中旬頃から10月上旬頃。早生種なので、柿のシーズン序盤から出回ります。
早秋の選び方(見分け方)
果実全体が濃い橙色に色づいていて、持ったときにしっかりと重みを感じるものを選びましょう。側面がややデコボコしていることもありますが、これは早秋の特徴なので気にする必要はありません。
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早秋の保存方法
新聞紙で包んでポリ袋に入れるなどして日の当たらない涼しい場所で保存します。早秋は日持ちがよいほうですが、かたい食感を味わいたい場合は早めに食べましょう。やわらかめがよければ常温で2~3日ほど置いておきます。
かたいまま日持ちさせたいときは、ラップで包んでポリ袋で密封し冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
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早秋の食べ方
くし形にカットして皮をむき、そのまま味わうのが一番です。熟しすぎてやわらかくなったものは、柿プリンにして食べるという方法もあります。作り方は、フードプロセッサーでピューレ状にして牛乳と混ぜて冷やすだけ。タンニンが固まらせる作用を持っているので、ゼラチンを混ぜる必要はありません。早秋の自然の甘味だけでもおいしいですし、好みで砂糖や練乳を入れてもよいでしょう。
早秋の旬(出回り時期)
早秋が多く出荷されるのは9月中旬から10月頃です。
早秋の主な産地
出典:農林水産省統計
早秋の作付面積のトップは福岡県です。作付面積は約27.5ヘクタールで、全体の約48%を占めています。2位は約13.4ヘクタールの岐阜県。全体の約24%でこちらも20%以上を占めています。3位は約6.6ヘクタールの愛知県です。
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