ゆめのか イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「久留米55号」×「系531」
- 品種登録年:2007年(平成19年)
- おもな産地:愛知県
ゆめのかの特徴
「ゆめのか」は、「久留米55号」と「系531」を交配して育成した愛知県のオリジナル品種です。1999年(平成11年)に愛知県農業総合試験場で育成を開始し、2007年(平成19年)に品種登録。それまで愛知県では「とちおとめ」や「章姫」が主力品種でしたが、とちおとめよも収量が多く、章姫よりも輸送性の高いイチゴを目指しゆめのかが誕生しました。
果実は円錐形で、サイズは20g前後と大きめ。果肉はほどよいかたさがあり、果汁が豊富でジューシーです。また甘味と酸味がほどよく調和し、風味のよい甘酸っぱさを味わえます。なお、ゆめのかという名前は、「みんなの夢が叶うおいしいイチゴ」という意味が込められているそうです。
親品種から優れた特性を受け継ぐ
ゆめのかの母親である久留米55号は、九州沖縄農業研究センターが育成した品種で、収量が多いのが特徴。そして父親の系531は、「女峰×ピーストロ」と「アイストロ」を交配したもので、果皮がかたいのが特徴です。ゆめのかは、これらの特徴を継承して品質のよいイチゴとして誕生しました。
ちなみにピーストロとアイストロは愛知県生まれのイチゴで、ピーストロは「あかねっ娘」や「アイベリー」「とよのか」、アイストロは女峰や「麗紅」などの血を引きます。
ゆめのかの選び方(見分け方)
ゆめのかは果皮が鮮やかな赤色になるのが特徴なので、全体がきれいに色づいているものを選びます。また、へたが青々としていて、果皮に張りがあるものが新鮮です。
着色の少ないものや、濃すぎて黒っぽくなったりツヤがなくなっているものは避けたほうがよいでしょう。
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ゆめのかの保存方法
購入したらポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。暖房の効いた暖かい部屋に置いたままにしないようにしましょう。
ゆめのかは日持ちがよいほうですが、みずみずしさを味わうなら鮮度のよいうちに食べるのがおすすめ。2~3日中に消費するようにします。
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ゆめのかの食べ方
甘みと酸味のバランスがよいので、水洗いしてそのまま食べましょう。酸味が強いと感じる場合は、練乳やチョコレートをかけたり、いちごミルクなどにしてもよいでしょう。
ゆめのかはほどよい酸味があるため生クリームとの相性もよく、パフェやケーキにも最適。ジャムやピューレなどしてもおいしく味わえます。
ゆめのかの旬(出回り時期)
主産地は愛知県で、12月頃から5月頃まで店頭に並びます。生産量が増えるのは2月から4月頃。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。