ナガノパープル ブドウ(葡萄)
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基礎データ DATA
ナガノパープルの特徴

「ナガノパープル」は長野県のオリジナル品種で、「巨峰」と「リザマート」の交配により誕生した大粒の黒ぶどうです。長野県須坂市の長野県果樹試験場で育成され、2004年(平成16年)に品種登録されています。果皮は黒紫色で、糖度が18~20度くらいと甘みが強くて酸味はおだやか。渋みはなく、果汁たっぷりで香りもよく、豊かな風味を楽しめます。
また、ナガノパープルは皮が薄いため皮ごと食べられるのも魅力です。黒ぶどうの皮には健康によいとされるポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べることで栄養を摂取できます。もちろん皮をむいて食べてもOKですが、果肉と皮が分離しにくい(剥皮性がよくない)のでむきにくいかもしれません。
ちなみに品種登録時は親の組み合わせが「巨峰」×「ロザリオビアンコ」となっていましたが、のちに花粉親が「リザマート」に訂正されています。
ナガノパープルの選び方(見分け方)

房全体が濃い黒色をしていて、果皮がプリプリと張っていてみずみずしさを感じるものがおすすめです。鮮度のよいものは軸が緑色で、乾燥防止の役割を持つ白い粉(ブルーム)が果皮に付着しています。
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ナガノパープルの保存方法
水分が蒸発しないように、ポリ袋に入れるか新聞紙、ラップで包むなどして冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。ただし暑い日は冷蔵庫の野菜室に入れたほうがよいでしょう。
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ナガノパープルの食べ方
ナガノパープルは皮ごと食べられるぶどうです。さっと水で洗って丸ごと食べましょう。果皮に付いている白い粉は、ぶどうが出す自然の成分なので口に入れても問題ありません。基本的に種もないので手軽に食べられます。
ナガノパープルの旬(出回り時期)
ナガノパープルは長野県でのみ栽培されていて、9月から10月頃に出荷されます。
参考:東京都中央卸売市場
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ナガノパープルの主な産地
出典:農林水産省統計
ナガノパープルの作付面積のトップは長野県です。作付面積は約176ヘクタールで、ほとんどが長野県で栽培されています。2位は約1.2ヘクタールの愛知県ですが、1位と比べると面積は広くありません。ナガノパープルの作付面積に関しては、この2つの地域だけが公表されています。
統計データを公表していない都道府県はこのランキングに入っていませんのでご注意ください
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