とちあいか イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ: 「栃木32号」 ×「09-48-5」
- 品種登録出願年:2018年(平成30年)
- おもな産地:栃木県
とちあいかの特徴


「とちあいか」は栃木県農業試験場で育成されたいちごです。親は「栃木32号」 と「09-48-5」で、 2018年に「栃木i37号」として品種登録を出願。2020年にとちあいかの名称で商標登録されました。
果実の平均果重が20gと大きく、果皮はかためで光沢のある鮮赤色。「とちおとめ」と同じくらい甘さがある一方、酸味はやや弱いため甘味をより強く感じられます。果汁も多く、半分に切ると断面がハート型になるのも特徴です。
また、とちおとめに比べ収穫時期が2週間ほど早くて、収量は3割ほど多く、さらには萎黄病にも強いという特性もあります。食味がよく栽培面でもメリットがあることから、栃木県では栽培面積が増加。長年に渡って主力品種だったとちおとめを抜いて2023年には栽培面積でトップになりました。
ちなみに母親の栃木32号は、親が「栃木21号」 と 「あまおとめ」で、果実が大きくて開花と収穫時期がやや早い品種。父親である09-48-5は、とちおとめと同等の食味で、萎黄病に強い品種となっています。これらの優れた特性をとちあいかは受け継いでいるというわけです。
とちあいかの選び方(見分け方)

全体が赤く色付いていて、果皮に張りのあるものを選びます。とちあいかの場合、実がほどよく大きくて、鮮赤色で光沢があるものがよいでしょう。
またヘタがしなびていないか、表面に変色がないかなどもチェックします。
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とちあいかの保存方法
常温保存だと鮮度の低下が早まるので冷蔵庫で保存します。パックごとポリ袋に入れておくかラップで包むかなどして果実が乾燥しないように気をつけてください。
また、とちあいかは果皮がかためなので日持ちは比較的よいほうですが、ほかのいちごと同じようになるべく早く食べ切るようにしましょう。
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とちあいかの食べ方

とちあいかは酸味が少ないので十分に甘さを感じられます。水洗いしてそのまま食べましょう。断面のハート形を生かしてケーキやパフェに使用するのもおすすめです。
ネーミングの由来
とちあいかという名前は公募で寄せられた候補の中から6つに絞り、さらに一般投票によって決定しました。名前には「”栃”木の”愛”される”果”実」という意味が込められていて、2020年に商標登録されています。
とちあいか
とちあいかは11月頃から出荷され5月上旬頃まで収穫されます。
とちあいかの旬(出回り時期)
とちあいかの収穫時期は11月頃から5月上旬頃までです。
参考:東京都中央卸売市場
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