アムスメロン メロン
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基礎データ DATA
- 生い立ち:1974年(昭和49年)発表
アムスメロンの特徴


「アムス」メロンはネット系青肉メロンです。ほかのネットメロンと比べて果皮の緑色が少し濃く、網目模様がやや粗め。そして大きな特徴は、濃い緑色の縦ライン(条溝)が果皮に入ることです。この縦じま模様があることで、ほかのメロンとの区別がすぐにつきます。
園芸植物育種研究所が育成した品種で、1974年(昭和49年)に発表されました。「アールスフェボリット×ロッキーフォード」に、さらにオランダから導入した「オーゲン」の分系を交配して育成されたそうです。花粉親がオランダ系のメロンなので、オランダの地名「アムステルダム」にちなんでアムスメロンと名付けられました。
熟したアムスメロンは甘味があって香りがよく果汁も豊富。皮の近くまで果肉がやわらかくなるため可食部が多いのも特徴です。食味に優れ、比較的日持ちもよく品質が安定しています。
アムスメロンの選び方(見分け方)
アムスメロンはネット模様がやや粗めの品種ですが、なるべく網目が細かいものがおすすめです。また持ったときに重量感のあるものを選びましょう。
メロン特有の甘い香りがするものや、お尻をやさしく押して弾力を感じるものは食べ頃になっています。全体にやわらかさを感じるものは熟し過ぎの可能性があるので避けたほうがよいでしょう。
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アムスメロンの保存方法
完熟手前のアムスメロンは常温でしばらく置いておきます。直射日光を避けて、風通しのよい場所で保存しましょう。食べ頃になったら冷蔵庫に入れて2~3日で食べましょう。カットしたものは種を出し、ラップでしっかり包んで冷蔵保存してください。
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アムスメロンの食べ方

冷蔵庫で2~3時間ほど冷やし、まずは半分にカット。種を取り除いて1/4または1/8サイズにカットして食べるとよいでしょう。少し面倒ですが、皮と果肉を切り離してひと口サイズにカットすれば、食べるときに楽です。
アムさん(つがりあんメロン)/ユウカ

青森県には「アムさん」という皮が黄色いメロンがあります。これは青森県津軽地方のオリジナルブランド「つがりあんメロン」の1つで、アムさんという名前がアムスメロンを連想させますが、じつは「ユウカ」という品種。ユウカは親に「アムス」や「デリシイ」などが使われていることから、親のアムスメロンにちなんでアムさんと名付けられたようです。
アムさん(ユウカ)は熟すと果皮が黄色くなるネットメロンで、果肉は黄緑色。完熟状態で収穫されるので日持ちはよくありませんが、糖度が高くて果汁が多く、食味と香りに優れています。
アムスメロンの旬(出回り時期)
アムスメロンの旬は5月頃から7月頃まで。6月頃が出荷の最盛期です。
参考:東京都中央卸売市場
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