晩白柚 カンキツ類
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基礎データ DATA
晩白柚の特徴
「晩白柚(ばんぺいゆ)」はマレーシア原産のブンタンで、2kgにもなる大きなサイズが特徴です。1920年(大正9年)にベトナムから台湾総督府に導入され、その後日本へもたらされました。
果肉はプリプリとしていて、1房が大きいので食べ応えがあります。甘みの中に上品な酸味があり、さわやかな風味。多汁で食味がよく、苦味はほとんどありません。香りもよく、丸ごとの状態で部屋に置いておくと、さわやかな香りが楽しめます。
台湾では果肉が白い文旦を「白柚」と呼び、晩白柚は2~4月に出荷される晩生(おくて)種なのでこの名が付けられたとのこと。別名「オクテシロザボン」ともいわれます。
晩白柚の選び方(見分け方)
皮に張りがあって、同じ大きさならずっしりと重みを感じるものがおすすめ。また全体がきれいな黄色に染まり、香りのよいものを選びましょう
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晩白柚の保存方法
直射日光や暖房を避け、風通しのよい涼しい冷暗所で保存します。晩白柚は日持ちがよく、1か月くらい持ちます。ただし、収穫してから時間が経ちすぎると水分が減ってしまうので、香りを楽しんだら適当な頃合いに食べましょう。
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晩白柚の食べ方
皮が分厚いのでナイフで切り込みを入れてからむきましょう。じょうのう膜(薄皮)も厚いので、袋をむいて果肉を取り出して食べます。果肉がしっかりしていて皮離れがよいので、手が果汁でベタベタになることはありません。皮をむいて食べきれなかった分は、ラップで包んで冷蔵保存し、早めに食べましょう。
ジャム(マーマレード)やゼリー、ケーキなどに利用してもよいでしょう。また、白いワタ(アルベド)の部分は「砂糖漬け」に適しています。
晩白柚の旬(出回り時期)
晩白柚の出回り時期は2月から4月頃。そのほとんどが熊本県産です。
各地の年間収穫量 晩白柚
出典:農林水産省統計
晩白柚はおもに熊本県、鹿児島県、大分県で栽培されています。熊本県の収穫量は約815トンで、晩白柚収穫量のほとんどを占めています。鹿児島県の収穫量は約21トンで、全体の約2%程度です。大分県の収穫量は約8トンです。
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栽培面積・収穫高の推移
出典:農林水産省統計
2021年の晩白柚(ばんぺいゆ)の栽培面積は約77ヘクタール。収穫量は約843トンで、出荷量は約656トンです。