かぼす(香母酢) 香酸柑橘

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基礎データ DATA

かぼすの特徴

かぼす

大分県の特産として有名な香酸柑橘の「かぼす」。果皮が濃い緑色で酸味が強く、特有の香気があり、ポン酢や焼き魚の風味付け、日本料理などに利用されます。かぼすは「すだち」に似ていますが、かぼすのほうが3倍くらい大きく、重さは80~150gくらいになります。

かぼすの来歴は不明です。16~17世紀頃の書物には「かぶす」という名前が登場していますが、これが現在のかぼすを指しているのかどうかはわかりません。

もう少し具体的なことが記されているのは「大和本草」(1709年)です。この書物には「かぼすという名は柑子(かんす)が訛(あやま)ったもの、あるいは乾燥させた果皮をいぶして蚊を追い払った蚊ふすが変化したもの」という内容のことが書かれています。これも現在のかぼすを指しているのかどうかは不明ですが、主産地である大分県では17世紀の末に京都から大分に持ち帰った苗木が始まりとされ、300年ほど前から栽培されているそうです。

栽培面積は1960年代から増えはじめ、1980年代以降に生産量が大幅に増加。現在はハウス栽培や貯蔵により1年中流通しています。

ちなみにカボスは「香母酢」や「香倍酢」「臭橙」「カボユズ」などの異名を持ちます。

かぼすの見分け方(選び方)

かぼす

果皮にツヤと張りがあって香りがよく、重さを感じるものを選びましょう。持ったときに軽いものは水分が減っています。また果皮がしなびていないかもチェックしましょう。

かぼすは樹上で熟すと果皮が黄色くなります。青い状態のほうが風味がよいとされますが、黄色いものは酸味がまろやかになっています。

かぼすの保存方法

乾燥しないようラップで包むかポリ袋に入れて冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。状態がよければ1か月くらい持ちますが、消費の目安は2週間くらい。皮のかたいものは比較的長持ちするようです。保存中に皮が黄色くなったものは酸味と香りがやや減少しますが、利用には問題ありません。

長期保存したい場合は冷凍しておくとよいでしょう。丸ごとまたは1/2や1/4にカットしたものを1つずつラップで包んで冷凍庫へ。使うときに自然解凍すれば、必要な分だけ使えて便利です。果汁を搾って製氷器に入れ、凍らしておいてもよいでしょう。

かぼすの食べ方

かぼすは果汁を搾って利用することで料理の味を引き立たせます。焼き魚やふぐ料理、きのこ料理、天ぷらなどのほか、ポン酢にもぴったりです。また果汁に蜂蜜や砂糖を入れて水で薄めるとさっぱりとしたジュースになります。砂糖と煮込んでジャムにするとさわやかな風味のマーマレードに。

かぼすの品種

店頭では「かぼす」としか記されていませんが、現在流通しているかぼすの多くは「カボス大分1号」という品種です。ほかにも種の少ない「祖母の香」や「香美の川」などの品種があります。

かぼすの栄養

かぼすの酸味の主成分であるクエン酸は疲労回復に効果があり、ピネンやリモネンなどの香り成分には精神を鎮めてリラックスさせる効果があるといわれます。食欲増進効果もあるので、夏場など食欲がないときにもおすすめです。

かぼすの旬(出回り時期)

かぼすの旬の時期は8~10月頃で、露地栽培のものが出荷されます。秋から冬にかけては貯蔵したものが流通し、3~7月頃はハウス栽培されたものが出回ります。

参考:東京都中央卸売市場

各地の年間収穫量 カボス

出典:農林水産省統計

2014年のカボスの収穫量のうち最も多いのは大分県で、約5,400トンの収穫量があります。2位は約42トンの収穫量がある愛媛県、3位は約26トンの収穫量がある福岡県です。

栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2014年のかぼす(香母酢)の栽培面積は約526ヘクタール。収穫量は約5,491トンで、出荷量は約2,577トンです。

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