サマーエンジェル スモモ(プラム)
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基礎データ DATA
サマーエンジェルの特徴
「サマーエンジェル」は、「ソルダム」と「ケルシー」を交配して誕生したすももです。山梨県で育成され、2005年(平成17年)に品種登録されました。
果実は丸型で重さ150gほどの大玉。果皮は紅色で、果肉は淡黄色をしています。ちなみに親である「ソルダム」の果皮は緑~赤色、もう一方の「ケルシー」は果皮が緑色なので、親とは果皮の色が若干異なります。
糖度が高くて甘味が強く、適度な酸味もあって味は濃厚。香りは弱いですが、繊維が少なく果汁が豊富で食味に優れた品種です。
サマーエンジェルは山梨県のほか、長野県や山形県などでも栽培が行われています。収穫時期は7月後半から8月頃。「ソルダム」と同じくらいの時期に出回ります。
なお山梨県はサマーエンジェルを品種登録する際、「サマービュート」の登録も同時に行っています。
サマーエンジェルの選び方(見分け方)
果実がふっくらとしていて全体が紅色に着色したものがおすすめです。しっかりと重みがあり、表面に傷がないものを選びましょう。サマーエンジェルは香りが弱い品種なので、芳香はあまり気にしなくてもかまいません。
また、すももの果皮についている白っぽい粉(ブルーム)は鮮度の目安になります。ブルームは果実自体から自然に出るもので、水分の蒸発を防ぐなどの役目があり、新鮮なものほど多く付着しています。
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サマーエンジェルの保存方法
果実がやわらかいものは新聞紙などで包んでポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。ほどよいかたさの状態のうちに早めに食べましょう。
果実がかたいものは常温で置いておき追熟させます。1~3日ほど様子を見て、やわらかさが出たら冷蔵保存します。
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サマーエンジェルの食べ方
サマーエンジェルは味が濃いので、そのまま生で食べるのがよいでしょう。水洗いしてそのまま食べたり、くし形にカットして食べます。皮の酸味が気になる場合は、皮をむくとまろやかな味わいになります。
すももをカットする場合は、果実の縫合線に沿って包丁を入れ、そのままぐるりと一周するよう切れ目を入れます。あとは両手で持って、左右をねじるように分ければOKです。タネをとり除き、くし型などに切り分けます。
ただし果肉がやわらかいと、左右にねじる際に果実がぐにゃっとつぶれてしまうことがあるので注意してください。果実がやわらか過ぎるものはそのまま食べましょう。
またタルトやパフェに使ったり、果肉が熟し過ぎたものはジュースやジャムにしたり、冷凍してシャーベットやスムージーにしてもおいしく食べられます。
サマーエンジェルの旬(出回り時期)
サマーエンジェルが多く出荷されるのは7月後半から8月頃です。
サマーエンジェルの主な産地
出典:農林水産省統計
サマーエンジェルの作付面積のトップは山梨県です。作付面積は約55.9ヘクタールで、80%以上の割合を占めています。2位は約4.9ヘクタールの山形県。3位は約3.8ヘクタールの長野県です。
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