マニキュアフィンガー ブドウ(葡萄)
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「ユニコーン」×「バラディ2号」
- 生い立ち:山梨県生まれ
マニキュアフィンガーの特徴
「マニキュアフィンガー」は山梨県の植原葡萄研究所で誕生したぶどうです。親は「ユニコーン」と「バラディ2号」。初めて実がなったのは1988年(昭和63年)とのことです。
果粒は長楕円形で、果皮の色が黄色から赤紫色のグラデーションになっているのが特徴。その色合いがマニキュアを塗った女性の指に見えることから、この名前になったそうです。なお、根元まで赤紫色になっていることもあります。
果皮が薄くて皮ごと食べられ、果肉はしまっていてパリッとした歯触り。甘みが強くてほどよい酸味もあり、さっぱりとした甘酸っぱさが楽しめます。粒のサイズは10~13gほど、房は400~600gくらいになります。
ちなみに両親の「ユニコーン」と「バラディ2号」はどちらも皮ごと食べられる欧州系のぶどうです。果皮の色はバラディ2号は黄緑色、ユニコーンは黒紫色で細長い形をしています。
マニキュアフィンガーの選び方(見分け方)
粒がふっくらとして果皮に張りがあり、先端が濃い赤紫色に着色していて、全体にみずみずしさを感じるものを選びましょう。マニキュアフィンガーは軸の根元が黄色から黄緑色になる品種なので、全体が赤紫色になっていなくても大丈夫です。軸が枯れているものや、果皮にシワが寄ったものは鮮度が落ちています。
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マニキュアフィンガーの保存方法
直射日光が当たらない冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。新聞紙やラップで包むか、ポリ袋に入れるなどして、乾燥しないよう気を付けてください。状態がよければ3~4日は持ちますが、新鮮なうちにおいしく食べましょう。
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マニキュアフィンガーの食べ方
マニキュアフィンガーは皮ごと食べられます。冷蔵庫で2~3時間ほど冷やし、水洗いして食べましょう。また、冷凍するとシャーベット感覚で楽しめます。
果皮のグラデーションが美しいので、ケーキやパフェなどにのせるのもおすすめ。種入りの場合は、半分にカットして種を出してからトッピングすると食べやすくなります。
「レディースフィンガー」と「ゴールドフィンガー」
名前に「フィンガー」と付くブドウは、マニキュアフィンガーのほかに「レディースフィンガー(レディーフィンガー)」と「ゴールドフィンガー」などがあります。
「レディースフィンガー」は「ピッテロビアンコ」という緑系のブドウで、「淑女(貴婦人)の指」とも称されます。その名にたとえられるように先がとがった細長い形をしています。ほどよい甘みで酸味は少なく、皮ごと食べられます。
また「ゴールドフィンガー」は、「ピアレス」×「ピッテロビアンコ」の交配種で、山梨県で誕生。果皮はピッテロビアンコより少し黄みがかっていて、果汁が豊富で糖度が高く、こちらも皮ごと食べることができます。
マニキュアフィンガーの旬(出回り時期)
マニキュアフィンガーの収穫時期は9月中旬頃からです。