フィンガーライム(Finger Lime) 香酸柑橘
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基礎データ DATA
- 生い立ち:オーストラリア原産
フィンガーライムの特徴
「フィンガーライム」は、名前の通り「指」のような細長い形をした香酸柑橘です。果肉がキャビアのような小さな粒状になっているのが特徴で、「キャビアライム」や「ブッシュライム」とも呼ばれます。原産地はオーストラリアとされ、古くから原住民のアボリジニに食べられていたそうです。
多彩なカラーバリエーション
果実は長さ4~6cmくらいで、直径は1~1.5cm程度。小指くらいのサイズが多いですが、大きいものだと10cmほどになることもあります。また果皮は緑や赤、黄色など多彩で、果肉もピンクや黄色、緑などカラフルです。果実はプチっとした食感で香りがよく、名前の通りライムのような酸味もあります。
見映えするユニークな形態
フィンガーライムが国内で注目され始めたのは2010年頃から。果実をカットすると、その断面から小さな果肉がプチプチと押し出されるようにあふれ出るのですが、この様子がユニークかつ見映えすることから需要が伸びてきました。
手軽に彩りアップ
扱い方も簡単で、料理の飾りつけやカクテルなどに使用すると、見た目の華やかさとさわやかな風味を手軽にプラスすることができます。ただし流通量が少ないため、価格は高めなのが難点です。
国内産のフィンガーライムも流通
以前はオーストラリアからの輸入ものがほとんどでしたが、最近は国内でも栽培されていて秋から冬にかけて出回ります。
フィンガーライムの選び方(見分け方)
果皮に張りがあり、傷や黒ずみなどの少ないものがおすすめです。
なお、フィンガーライムは品種によって果皮や果肉の色が異なります。あまり店頭では見かけないので選り好みはできないかもしれませんが、どうしても希望の色がある場合は、お店の人に確認してみましょう。また、少し割高になりますが通販でも購入可能です。
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フィンガーライムの保存方法
乾燥しないようにポリ袋に入れて冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れておくのも1つの方法です。状態がよければ1~2週間くらいは鮮度を保てますが、果実のみずみずしさを求めるならなるべく早く消費するようにします。使いきれない場合や長期保存したい場合は冷凍保存も可能です。
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フィンガーライムの食べ方
彩りの美しさが持ち味なので、半分にカットして果肉を出し、食材の上にのせたりお皿に散らしたりして使いましょう。カルパッチョやソテーなどはもちろん、酸味があるので揚げ物に添えるのもおすすめです。
またカクテルやサイダーなどに入れるとグラスが華やいで美しくなります。
フィンガーライムの旬(出回り時期)
国内で栽培されているフィンガーライムは8月から1月頃に収穫されます。