イバラキング メロン
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
基礎データ DATA
- 生い立ち:茨城県で誕生
- 品種登録年:2010年(平成22年)
イバラキングの特徴
「イバラキング」は茨城県農業総合センターが育成した緑肉のネットメロンです。400通り以上の掛け合わせの中から選抜、育成し、2010年(平成22年)に品種登録されました。茨城県のオリジナル品種として、茨城県でのみ生産されています。
果皮は細かい網目模様に覆われていて、果実はふっくらとした円形。果肉は黄緑色で、糖度が高く、果汁が豊富でなめらかな肉質です。また肥大性がよいので4月下旬から5月といった早い時期でも大きく育ち、みずみずしさと上品な甘さが味わえます。
シーズン初期でも大きく育つ
茨城県産のメロンは4月下旬から6月頃にかけて多く出荷されますが、シーズン初期はサイズが小玉だったり糖度がやや低かったりすることがあります。そこでこの課題を解決するために、収穫時期の初期においても大玉で、日持ちと品質のよいイバラキングが開発されたそうです。
ちなみにイバラキングという名前は、メロンの生産量1位である茨城県の「メロンの王様」として、茨城の顔になってほしいという願いが込められているとのこと。
イバラキングの選び方(見分け方)
手に持った時にしっかりと重みを感じるものを選びます。また、表面の網目がなるべく細かく、きれいに整ったものがよいでしょう。甘い香りが漂っているものは熟しているので、すぐに食べるなら芳香を感じるものがおすすめです。
また、イバラキングはツル部分が切り落とされた状態で売られていることが多いですが、ツル付きの場合は、T字のツルの片方がしおれていれば食べ頃です。ただし、全体にやわらかさを感じるものは熟し過ぎの可能性があります。
メロンのページに戻る
イバラキングの保存方法
甘い香りがしていたら冷蔵庫の野菜室で保存して早めに消費します。完熟前のものは常温でしばらく置いて追熟させてください。基本的に店頭に並ぶ頃にはある程度追熟が進んでいるので、それほど追熟に時間をかけなくて大丈夫でしょう。
メロンのページに戻る
イバラキングの食べ方
食べる前に少し冷蔵庫で冷やし、食べやすいサイズにカットして味わいます。イバラキングは皮が比較的薄めなので、果肉を皮から切り離す場合は、皮を薄めにカットすると可食部を無駄なく食べられます。
イバラキングの旬(出回り時期)
イバラキングは4月下旬頃から6月頃まで出荷されます。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。