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登録日:2025年11月3日
これは中国梨の「慈梨(ツーリー)」です。中国で古くから栽培されている品種で、日本へは100年以上前に導入されました。当時は「鴨梨(ヤーリー)」という品種ととも作られていましたが、昭和中期頃には生産量が減少。現在では長野県や岡山県などでごくわずかに生産されているだけとなっています。
慈梨は西洋梨のような形をしていて果皮が黄色く、熟すと香りが漂うのが特徴。味は甘味の中にほどよい酸味があって果汁も豊富です。ただ見た目こそ西洋梨ですが、食感は和梨のようにシャリシャリとしていて、熟しても西洋梨のようなとろける舌ざわりにはなりません。
今回購入した慈梨は長野県産で、重さが860gとビッグサイズでした。果皮は明るい黄色で茶色の果点がポツポツと散らばっていて、お尻の部分がデコポンの頭のように突き出しています。ちなみにこの慈梨は樹齢99年の木に実ったものだそうで、今でもこれほど大きな果実が着くことに驚きです。
さて、中国梨は食べ頃の判断が少し難しいですが、この慈梨は購入時にすでに強い芳香がありました。また、熟すと表面が油っぽくべたつくような感じになるとのことですが、この点についてもクリア。でも一応2日ほど常温に置いてから冷やして食べてみることに。
歯ごたえはかための梨のような感じでシャリっとしていて、果汁が滴るほどにジューシー。糖度は高い部分で16度超と十分な甘味があり、同時にさわやかな酸味も感じます。この甘酸っぱさに気品ある香りがプラスされることで、なんとも素敵なハーモニーとなっていました。今回かなり久々に食べたのですが、慈梨らしい風味をしっかりと堪能することができて満足です。
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日テレNEWS NNNの記事 11月3日
カナロコの記事 11月3日
TBS NEWS DIGの記事 11月3日
Yahoo!ニュースの記事 11月3日
BSN NEWSの記事 11月3日
NEWSjpの記事 11月3日
愛媛新聞ONLINEの記事 11月3日
わかやま新報の記事 11月3日
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