調理用バナナ バナナ
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基礎データ DATA
- 調理用のバナナ
調理用バナナの特徴
日本でバナナといえば、生のままフルーツとして食べるのが一般的ですが、海外では加熱して食べることがよくあります。その際に使用されるのが「プランテン(プランテイン)」ともいわれる「調理用バナナ」です。
調理用バナナは皮が緑色の状態で利用でき、甘味は少なく果肉がかため。生食用のものとは少し性質が異なり、バナナチップスにしたり、炒めて砂糖をまぶしたりすることで、特有の甘さと食感が楽しめます。
国内で見かけるおもな品種は「カルダバ」や「ツンドク」「サバ」などですが、流通量は多くありません。
調理用バナナの選び方(見分け方)
一般的なバナナは皮が黄色くなってから食べますが、調理用バナナは緑色の状態で利用できるので、きれいな緑色のものを選びましょう。果皮に傷や黒ずみが少なく、ふっくらとしたものがおすすめです。また少しやわらかさを求めるなら、濃い緑ではなく黄緑色のものを選びます。
なお、店頭では追熟が進んで黄色くなったものが売られていることもありますが、黄色くても調理は可能です。ただし日持ちが短く、果肉が少しやわらかくなっています。
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調理用バナナの保存方法
新聞紙などで包んで直射日光を避け、涼しい場所で保存します。果肉を少しやわらかくしてから使いたい場合は、常温で追熟させて、好みのタイミングで利用するとよいでしょう。
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調理用バナナの食べ方
調理用バナナは油で揚げてバナナチップスにしたり、バターで炒めて砂糖をまぶすといった食べ方が一般的です。また皮ごと焼いたり蒸したりしてから食べるほか、天ぷらにしてもおいしく味わえます。
なお、緑色のものは普通のバナナとは違って、皮がむきにくいです。手でむけない場合はナイフを使用しましょう。
また、カルダバやサバは黄色く熟していれば生食もOK。甘さは一般的なバナナに比べると少ないですが、一味違った味わいが楽しめます。
短くて太めの「カルダバ」
カルダバは長さが短めで、太さがある調理用バナナです。一般的なバナナは長さが18~20cmほどですが、カルダバは12~13cm程度しかなく、少し角ばったずんぐりとした形。味は少し酸味があり、食感は芋のようで熟度が進むとややねっとりとします。
サイズが大きな「ツンドク」
ツンドクは1本のサイズが大きく、一般的なバナナの1.5~2倍ほどの重さになります。見た目が牛の角(horn)に似ていることから「ホーンバナナ」とも呼ばれ、加熱すると芋のようなホクホクとした食感になります。
バナナチップスに適した「サバ」
サバはやや角ばった形の太くて短めのバナナです。果肉はかためで締まっていて、フィリピンではバナナチップスによく利用されます。ホクっとしたやさしい甘さがあり、完熟した黄色いものは生食も可能。
調理用バナナの旬(出回り時期)
調理用バナナは流通量が少ないですが、周年出回っています。