清香 イチゴ
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基礎データ DATA
- 品種登録年:2005年(平成17年)
清香の特徴
「清香(きよか)」は、福岡県の木下氏によって育成され、2005年(平成17年)に登録された品種です。果実はきれいな円錐形をしていて、サイズはやや大きめ。光沢のある果皮は明るい赤色で、果肉は黄白色になります。また、果実がかためで日持ちがよく、糖度が高くて香りがよいのが特徴です。
来歴は「あかしゃのみはる」の実生選抜系統に「あかしゃのみつこ」の変異株を交配し、それを選抜して育成。みはるとみつこの2品種はいずれも同氏が育成したもので、あかしゃのみはるは交配親が「アイベリー」×「パハロ」で、1996年(平成8年)に品種登録されています。また、あかしゃのみつこは1995年(平成7年)に登録され、親の掛け合わせは「アイベリー」×「女峰」です。
清香は味や見た目のよさだけでなく、生産者にとってもメリットがある品種です。うどんこ病に強く、大玉で摘果作業が少なく、果実がかたいので輸送性にも優れています。
なお、かつては高級品種としてのブランドを維持するため、栽培が制限されていましたが、現在は苗を購入して許諾料を支払えば栽培できるそうです。
清香の選び方(見分け方)
サイズが大きめで、果皮に張りとツヤあるものがおすすめです。清香はきれいな円錐形のいちごなので、やや長めの三角形に見えるものを選ぶとよいでしょう。
また、へたがしおれていないか、全体が赤く着色しているか、果皮に押された部分がないかも確認します。
なお、清香は流通量が少なく、店頭では箱売りされていることも多いです。
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清香の保存方法
箱やパックの状態のまま、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。清香は日持ちがよいいちごですが、鮮度が低下すると食味が落ちるので、2~3日以内に食べましょう。
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清香の食べ方
外観がきれいな清香は、丸ごと食べるほか、ケーキやタルトに使っても見栄えします。
カットする場合は、先に水洗いしてから切るのが基本。へたを取ったあとやカットしたあとに水洗いをすると、果汁や栄養が流れてしまいます。
果肉がやわらかくなってしまったら、スムージーやジャムにしてもよいでしょう。
清香の旬(出回り時期)
清香は2月頃から4月頃に収穫量が増えるようです。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。