はるみ イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「Pajaro」×「ベルルージュ」
はるみの特徴
「はるみ」は、秋田県立大学が開発した寒冷地栽培向けの夏いちごです。冬に収穫シーズンを迎える一般的ないちごとは異なり、はるみは初夏から夏に旬を迎えます。
果皮はツヤのある鮮やかな紅色で、やや丸みのある円錐形。果肉は淡い赤色をしていて、中心も赤く染まります。糖度は比較的高くて、酸味は強め。また、果実はかたくて日持ちがよく、輸送性も良好です。
業務用ケーキに適したいちご
適度に酸味を含みんでいてかたさもあるいちごなので、業務用のケーキに最適。夏場はいちごの生産量が減少するため、その時期に出荷できるのがポイントです。
はるみの親品種は「Pajaro」と「ベルルージュ」。Pajaroは果実がかたくて露地栽培に適した品種で、ベルルージュは萎黄病に比較的強い品種です。これらを交配することで、耐病性と輸送性の高さを両立しています。
ちなみに育成時には、はるみを含めた3系統が最終的に選抜されていて、ほかの2つも命名されています。1つは「ニューはるみ」、もう1つが「こまちベリー」といい、はるみとは両親が同じ品種です。中でもこまちベリーがもっとも収量が多かったことから、この品種のみ2009年(平成21年)に品種登録されています。
はるみの選び方(見分け方)
はるみは一般にはあまり流通量していないので、スーパーなどで見かけることはあまりありません。もしも見つけたら、果皮に張りがあり、ふっくらとした円錐形で色づきがよく、へたが枯れていないものを選びましょう。
夏場のいちごは、形がよくなかったり、果皮が赤黒くなっていたり、へたがしんなりしていることがあります。ある程度は仕方がありませんが、あまりにも着色が悪いものは酸っぱかったり味が薄いので避けましょう。
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はるみの保存方法
暑い時期に出回るのですぐに冷蔵庫の野菜室へ。パックをポリ袋に入れるなどして、果実が乾燥しないように気をつけてください。
はるみは日持ちのよいいちごですが、おいしいうちに味わうのが一番なので、なるべく早く食べましょう。
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はるみの食べ方
夏いちごは冬から春に出回るいちごに比べて、果実がかたく酸味も強く感じるかもしれません。その場合は練乳をかけたり、いちごミルクにするといちごの風味をしっかり味わえます。
また、はるみはケーキやパフェなど、生クリームと合わせて食べるのもおすすめ。スムージーやジャム、いちごソースなどに利用してもよいでしょう。
はるみの旬(出回り時期)
夏いちごのはるみは、5月から7月頃が収穫シーズンです。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。